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「お父さんが早く死にますように。」 21〜30巻(分冊版) ~蛍のライブへ行こうと誘ってくれた田牧の好意で蛍と向き合うことを決意するあすか のネタバレ・感想、無料試し読み紹介します!

『お父さんが早く死にますように。』21〜30巻を読んだあらすじや感想をまとめてみました

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「お父さんが早く死にますように。」の簡単なあらすじと感想

蛍と向き合う決心をするあすか

あすかは助けてくれた田牧とご飯を食べに行くと、田牧は蛍のライブがあることを話し始めたが、あすかはそれを知らなかった

あすかはそのことについて田牧を突き放すような態度と取ったので、田牧はいろいろ察して勤めている音楽関係の仕事が上手くいっていないことを愚痴り始めた

そして田牧はあすかに蛍のライブへ行って気持ちを伝えにいこうと誘うと、あすかは最初は躊躇っていたがついに決心して…

あすかは田牧とライブへ行くと、終わった後で蛍を出待ちしていた

田牧は気を利かせて寛人を連れて離れたので、あすかは蛍にあのときは母親のことで蛍はあんなことを言ったのだと言い始めた

しかし蛍は本心だというとあすかにも同調するよう求めたが、あすかは蛍を守るために共犯だとウソを言っていたと明かすと、蛍は…

これまでずっとあすかのことを心の支えにしていた田牧は、あすかに対してもっと踏み込んで支えてあげないといけないと思っていた

そんな田牧は寛人があすかと蛍の会話を盗み聞きしていたので、それを止めようとして、あすかの言葉を聞いて呆然としてしまった

話を聞かれてしまったことに気づいたあすかは、また蛍への接し方を間違えてしまったというと、田牧には自分たちとは…

あすかは初めから自分は間違っていたのだと絶望すると、走ってくるトラックに飛び込もうとしていると、そこに田牧が追いかけてきた

田牧は自分ではあすかの抱えているものをどうにかできる自信はなかったが、それでもあすかに…

蛍は出演依頼が来ていると言ってきた寛人にちゃんと内容を確認しろと言っていると、そこに幸田がちゃんとあすかと連絡を取っているのか心配して声をかけてくれたが、蛍はたまにしているからとウソを言った

寛人はそんな蛍にやはりあすかと仲直りして欲しいと言ったが、蛍はキレてしまった

そこにファンの子が声をかけてきたので蛍はサインしてあげ始めたが、そんな蛍に寛人は…

あすかは蛍とケンカしてしまってどうしていいか分からなくなっていましたが、これまでずっとあすかのことを気にかけてくれている田牧が助けてくれました
田牧はあすかがまた田牧を巻き込みたくなくて距離を取ろうとしていましたが、それでもめげずに蛍のライブに誘ってくれています

自分の仕事で自信をなくしていることを晒してまで誘ってくれているので、それだけあすかのことが好きなんだと思いますが、もうちょっとあすかも田牧の気持ちに気づいてあげてもいいような気もしますね
それだけあすかも自分のことでまだ精一杯なんだと思いますが、田牧のおかげでもう一度蛍と向き合う気持ちになれたようです

蛍もあすかとケンカしてしまったことで孤独感を感じていたので、本心ではやはりあすかに頼りたい気持ちがあるのだと思います
ここであすかも蛍も自分の気持ちにちゃんと向き合えなければ、ずっとモヤモヤを抱えて生きていくことになるので、キチンと会って話したのはよかったですが、やはり蛍はあすかに心を開いてはくれませんでした

でもこれ以上蛍を追いかけても、今は余計に心を閉ざしてしまうばかりのように感じるので、一旦あすかは蛍から離れたほうがいいかもしれません
あすかには今でも気をかけてくれている田牧もいるので、あすか自身の幸せを掴んで欲しいです
あすかが幸せになった姿を蛍に見せることで、蛍の気持ちも開いていくような気がします

田牧もこれまであすかのことにはなかなか深く踏み込めないでいましたが、ここまであすかのことを想ってくれていたので、ようやくあすかに自分の気持ちを伝えられました
あすかがどう反応するかが気になりますが、田牧は覚悟を決めたみたいなので、もう大丈夫な気がします
それに比べてまだ蛍は心を閉ざしたままですが、なんとか寛人が頑張って欲しいところですね

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満にどんなときが嬉しいのかと聞かれて答えられないあすか

施設にいた頃の寛人は、いつもアル中の父親が戻ってこないので、早く帰りたいと思っていた

そんな寛人は蛍の歌声を聞いて心が晴れやかになったので、それから蛍と一緒にいるようになっていた

寛人はあすかとも縁を切ってしまった蛍に、家族がいなくてもいいのかと聞くと、蛍は歌があれば大丈夫だと答えた

そんな蛍を見た寛人は、そんな蛍を…

あすかは田牧が支えさせて欲しいと言ったのに、自分を放っておいて欲しいと思いながら施設で洗い物をしていた

蛍のことも考えていたあすかに、満が心配して声をかけてくれたが、あすかはつい食器を落として割ってしまった

そんなあすかに満は、あすかはどんなときが嬉しいのかと聞いてきたが、あすかは…

満はあすかに嬉しいと感じて欲しくて手伝いたいと言ってくれたが、そんな満の姿にあすかは蛍を重ね合わせてしまった

するとあすかは次第に困惑する蛍をよそに、自分の気持ちが溢れて出てしまい、ついには謝り始めてしまい…

仕事を早退してしまったあすかは、あの事件を起こしてしまった歩道橋を一人で歩いていた

すると父親の和弘の言葉が頭に浮かび、歩道橋の上から景色を眺めていたあすかは…

あすかを見つけた田牧は、あすかを自分が時々行っている河原へ連れていった

しかしあすかは田牧の話を遮って、関わらないでと言って去ろうとしたが、それでも田牧はあすかの辛さを軽くしたいと食い下がってきた

そして田牧はあすかを河原に寝転ばせると、蛍もきっとあすかのことを想っていると言っていると、あすかのスマホに蛍の番号から…

あすかはどうしても過去の暗い記憶があるので、自己否定的な考えを持ってしまっていますが、そうなると他人の優しさまで受け入れられなくなってしまいます
満もあすかのことを心配していろいろ言ってくれていましたが、やっぱりまだ子どもでもあるので、あすかのことを十分に受け止めきれないのは仕方がないでしょうね

やっぱりあすかのことをずっと前から気にかけてくれているのは田牧で、田牧も学生時代の頃はまだあすかにそれほど積極的に向かっていませんでしたが、社会人になっていろいろ辛いことも経験したみたいなので、避けようとしているあすかにも食い下がっています

あすかも田牧がここまで心配してくれているので、ここで田牧を拒絶して関係がなくなってしまったら、恐らく暗い人生を歩み続けてしまうでしょう
田牧は蛍のことも言っていると、どうやら蛍から何かあすかにメッセが届いていたようですが、蛍にも何か心境の変化があったのでしょうか
蛍にも寛人がついていて、いつも蛍のことを気にかけてくれているので、田牧や寛人があすかたちをいい方向に導いてくれたらいいですね

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あすかに今から蛍に想いを伝えたらいいと言ってくれる田牧

メッセを送ってきたのは寛人で、メジャーデビューの契約には保護者のあすかの許可が必要なので署名して欲しいというものだった

あすかは田牧にどうして蛍が自分の幸せも願っているのかと訊ねたが、あすかは田牧が信頼できる人たちに囲まれてるからだと思っていた

すると自分が思い込みをしていたと気づくと、田牧はそんなあすかをあっさり許しくてくれて、田牧はあすかに今から想いを蛍に伝えればいいと…

その頃、蛍は和弘の幻影と戦いながら曲の編集をしていた

そしてあすかは満に蛍と重ね合わせていたことを謝ると、蛍の本心を聞いてあげればよかったと思いつつ、満に蛍の歌の動画を見せてあげた

あすかはそれから帰宅すると、また母親の幸枝からの手紙などが届いていたので、あすかは幸枝に手紙を書き…

幸枝はあすかからの手紙を読むと、あすかができた時のことを思い出した

最初は和弘はちょっとドライな人なだけと思っていた幸枝だったが、あすかの子育ては一人では無理だと訴えてみると…

幸枝は和弘に子育てを手伝って欲しいと求めても、和弘はDVするだけだったが、幸枝はそれでもあすかたちとは普通でいようとしていた

しかし幸枝は和弘が、あすかに手を出していると知ってしまうと、あすかに冷たい態度を取ってしまい…

家を出ていった幸枝は、それから男を渡り歩いていたが、和弘が忘れられないことに気づいていると、そこであすかが起こした事件を知ってしまった

そんな幸枝はまた明日花に会うと、和弘の過去を知ってお互いにダメ親だったのだと嘆き始めた

するとあすかは、自分も過ちを犯し続けてきたというと、幸枝にもう自分を…

一時は蛍のことを諦めかけていたあすかですが、田牧のおかげでようやく蛍たちに向き合う気持ちになることができました
蛍にも寛人がついていて色々と支えてくれているので、なんとかあすかみたいに自分の過ちにも向き合えたらいいですね

あすかたちの母親の幸枝は、和弘のDVや和弘があすかに手を出していたこともあって家を出てしまいましたが、確かにあすかたちに対しては許されることではないですが、どうにもならない状況で精神的にも追い詰められていました
もし周りに相談できる相手がいればまた状況は変わったと思いますが、やはり人は追い詰められてしまうと思考が固まってしまうので、日頃から心を開いて相談できる相手をちゃんと見つけておかないといけないと感じました

あすかはまずは幸枝に自分の気持ちを伝えましたが、まだ蛍が残っています
すぐに蛍があすかに心を開くとは思えないので、あすかの気持ちがちゃんと蛍に伝わればいいですね

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