『明日、私は誰かのカノジョ』14〜17巻を読んだあらすじや感想をまとめてみました
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「明日、私は誰かのカノジョ」の簡単なあらすじと感想
14巻 太陽に映画を観に行こうと誘ってしまう雪
リナはまたオンライン飲み会をしていると、太陽が雪と同じ映画が好きと言ったので、二人を合わせようと決めた
それで雪に麻矢と会わせた後に、雪と太陽を一緒にランチする約束を取りつけた
そしてランチの約束の日に、リナは二人を会わせても二人は全く喋らないので焦ってしまい…
雪は太陽とラインは交換したが、付き合うつもりはなかった
太陽は雪も自分と同じで親と上手くいっていないのかもと思いつつ、自分の部屋に戻ってくると、なんと母親が来ていて…
太陽はそれから雪とは互いに好きな映画を紹介したりはしていたが、簡単なやりとりをしているだけだった
そんな太陽は頻繁に部屋にやってくる母親に、来るのを減らすように頼んでみると、母親はブチ切れ始め…
雪は緊急事態宣言の影響で仕事の収入が減っていて、その上に肌の治療代もかかるので太陽から会いたいとメッセが来ても断っていた
雪に断られてしまった太陽だったが、そこに母親がゴミ箱を漁って見つけた使用済みコンドームを持ってきて…
治療のカウンセリングを受けた雪は久しぶりにあやなにメッセすると、あやなは電話してきてキャバ嬢になっていた
あやなは久しぶりに会って話をしようと誘ってきたが、雪は母親のこともあったので断ってしまい…
雪は1回目の治療を受けたが、あまり効果が感じられなくて落ち込んでいるたが、ふと映画を観終わったカップルを見かけて太陽にメッセすると、太陽に一緒に観に行こうと誘ってしまった
それから雪はリナや瑠奈と飲んだ後でやっぱりお金が大事だと言っていたが、太陽と映画を観に行くと、その後で映画の話などをしているとお金を介した付き合いとはやっぱり違うと感じてしまい…
雪はやはり母親が会いたいと言ってきていますが、顔の火傷の原因を作ったのも母親みたいなので、やはり会うのを躊躇っています
母親は会う気満々な感じですが、どうして今更会いたいと言ってきているのかやはり気になってしまいますね
その上に雪は感染症の流行のせいで、仕事の収入も減っていて火傷の痕の治療代の工面にもかなり困っているようです
一回だけならまだいいですが、やはり長い期間の治療となるとまだ学生の雪にとっては治療代の捻出が大変なのは当然でしょう
リナは雪と太陽が似ていると思って二人を引き合わせましたが、最初は雪は全く付き合う気はなかったようです
やはり親のことや火傷の痕の治療のことがあるので仕方ないですが、やはり共通の話題があるので次第に太陽とやりとりしたり話をしたりするのが心地よくなってきている感じです
太陽は雪と会って結構気になる存在になっているみたいですが、太陽も親のことでかなり悩みを抱えていました
いくら太陽はまだ学生とはいえもう大学生なので、部屋に乗り込んできてゴミ箱を漁って干渉してくるのは、どう見ても毒親な感じしかしません
その内に雪と会ったりしているのも気づいてしまうハズなので、雪にも嫌がらせをしてきそうな予感しかないですね
15巻 母親にガツンと言えなかったと泣き出した太陽を見て自分だと思ってしまう雪
雪は仕事で正之とデートしていたが、手を繋ぐのも忘れてしまって上手く接客できていないと思っていた
その頃、太陽は高木と飲みながら就活のことを語り合って別れると、なんと大量に母親の着信が届いていて…
太陽はまた母親が部屋に来たら、ガツンと言いたいことをいうつもりでいた
しかし母親が部屋に来て実家近くの会社に就職するように話始めたが、太陽が東京で就職するというと母親はブチ切れ始め…
それで太陽は雪と会う約束をすると、母親にガツンと言えなかったことを明かした
そして泣き始めてしまった太陽を見た雪は、この人は自分そのものだと感じ…
雪はリナに太陽と付き合うことになったことを報告したが、母親から学校の終わりの時間を訊ねるメッセが届いていたので暗い気持ちになってしまった
そして雪は、学校を終えて駅から出ていると、そこに母親が話しかけてきて…
太陽が雪の部屋にやってくると、雪は太陽に自分の素顔を見せた
それを受け入れてくれた太陽だったが、また雪の母親はやってきて昔のことなんて忘れてしまったかのように、雪に派手な服を買ったりしてくれた
雪は母親に対して複雑な心境になっていたが、そんな雪に太陽は位置共有アプリを…
太陽は雪を高木と一緒に飲んだ店に連れていくと、なんとそこは翼が働いている店だった
雪はつい仕事のような明るい態度を取ってしまい、翼も雪のおかげで変われたとお礼を言ってくれたので、雪も楽しく飲むことができた
しかし太陽は店を出ると、雪に翼と楽しそうだったとキレ始めたので、雪は別れようとか思っても…
太陽はあまりに束縛の強い母親から逃げ出したいと思っていても、やはりガツンと言えずに逃げ出せない感じです
そんな太陽を見て雪は、自分も母親の呪縛から逃れられずにいるので、自分を重ね会わせてしまって太陽と付き合い始めました
雪も母親がとうとう会いにきて、同じようにガツンと言えずにズルズルと会ってしまっていますが、母親や男に捨てられたので今は雪に親切にしていますが、その内本性を現しそうな気がします
雪は太陽と付き合い始めてすぐに太陽から位置共有アプリを入れようと求められましたが、普通ならそれはちょっと行き過ぎだと思いますね
もう何年も付き合っているとかなら分かりますが、やっぱり太陽も母親の気質を受け継いでいて、相手を束縛したいのだろうと思います
実際にもう雪がちょっと翼と親しく話していただけで、嫉妬心丸出しになっていましたが、雪もそんな太陽の態度に気持ちが冷めてしまっても、やはり太陽を捨てられないみたいです
こういうところは雪も母親に似ているのかもしれませんが、どう見てもこの二人はこのまま付き合っていても幸せにはなれそうには感じません
どうやら太陽の母親は、雪と付き合い始めたことも感づいてしまったみたいですが、これからどんなことをしてくるのかも気になってしまいますね
16巻 学費を出すと言ってくれた母親にまた裏切られてしまう雪
太陽は母親に誰かと付き合っているのかと疑われ始めている頃、雪はこれまでずっと指名してくれていた正之から、レンタルするのが難しくなってきていると言われていた
正之は職場で次の更新はないかもと言われてしまったので、このままの気持ちを抱えたままではダメだと思い、雪をまたレンタルするとコクり始め…
雪は大学で復学していた伊織と飲みに行くと、就活や太陽のことを相談してみた
伊織はちゃんと気持ちを伝えたほうがいいとアドバイスすると、普通なことを意識する雪に普通なんてホントは…
雪はそれから母親と会うと彼氏のことなどを聞かれ、一緒に住もうと誘われた
しかし昔のトラウマがある雪は、それには戸惑いつつ自分の学費を出して欲しいと頼んでみると…
母親と会った後で雪は太陽と会うと、太陽は料理を作ってくれて朝食まで作って帰っていたので、そんな気遣いで雪はかなり元気を取り戻すことができた
学費のことも解決しそうなので雪はレンタル彼女をもうすぐ辞めると社長に伝え、太陽も就職したら母親と絶縁すると言ってくれたので、このままいい方向に向かうだろうと思えるようになってきていた
しかしその頃、雪や太陽の母親は…
雪は母親から着拒されて絶望している頃、太陽は母親に雪のことを詰め寄られていた
それでも太陽は初めて母親に反抗して、胸ぐらを掴んで自分の気持ちを吐き出していたが、雪はその頃、昔の暗い記憶を思い出していた
それでも最近は自分の歪んだ思考のクセが治ってきていると感じていた雪だったが、また今ではヘタに期待しても余計に…
太陽は雪の部屋にやってくると、初めて母親に反抗したことを話した
雪のおかげで覚悟ができたと太陽は言っても、雪は素っ気ない返事しかしなかった
それを心配した太陽が気遣ったが、太陽もつい今までのクセで雪に男が出来たとか聞いてしまったので、それで雪はこれを言ったら太陽が傷つくと思いつつ、ある言葉を言ってしまい…
雪も太陽も毒親のせいでこれまで苦しんできましたが、二人ももう大人になってきて毒親から離れたいと思ってしまう気持ちになるのは当然でしょう
でも二人はまだ学生でもあるので、バイトだけで生活費や学費を賄うのは難しいので、雪のようにどうしても毒親でも頼れるなら頼りたいという気持ちになるのも仕方ないですね
雪の母親は自分から雪に近づいてきて、雪に母親らしい言葉を言っていましたが、男のことが絡んでしまうとすぐにそっちに思考が奪われてしまうようです
そんなところは雪の母親も精神的に病んでいるのは間違いないですが、やはり雪はちょうど気持ちが前向きになり始めていた頃だったので、余計に精神的に来てしまっています
太陽はやっと雪のことで詰め寄ってきた母親には反抗できましたが、やはりこれまでのクセが出て雪を疑うような言葉を言ってしまいました
同じような暗い過去を持った者同士で共感できることもあるので、惹かれ合う面もあるハズですが、一旦気持ちが落ちてしまったときに相手も精神的に不安定だと、やっぱり一気に関係が壊れてしまいがちです
雪も普段は気遣いのできる子なので、気持ちにゆとりがあるときは太陽にあんな言葉は絶対に言わないハズですが、あまりに気持ちが落ちていたのでキツい言葉を言ってしまっています
太陽も折角母親に反抗できて気持ちが上向いてきていただけに、ここで気持ちが落ちてしまうと逆戻りになってしまいますが、この後に二人がどうなってしまうのかが心配ですね
17巻 太陽にもうムリだと言ってしまう雪
太陽に自分が一番不幸だと思ってないかと言われてしまった雪は、自分の辛い思いをなかったことにしないといけないのかと言い返した
そしてまた母親に裏切られたことを言えなかった雪は、これは自分自身の問題だと思うと、太陽にもうムリだと…
太陽は雪の部屋を出ていくと、雪に言われた通りだったと思ってしまったが、雪も自分が母親と同じようなことをしていると思っていた
しかし雪は気持ちを切り替えてシフトを増やしてもらうと、リナに太陽のことを報告すると、リナは一瞬驚いたが旅に行こうと誘いながら話を聞くからと言ってくれた
それから雪はカノジョ役を演じることに徹しているつもりだったが、なぜか疲れを感じてしまい…
雪は太陽が冷蔵庫に残していったものを見て、太陽はちゃんと母親に反抗できたんだと涙が溢れ出てしまった
その頃、雪の母親はまた男に捨てられていて、雪のブロックを解くと電話をかけてきた
母親からの着信に気づいた雪は、このまま現状を変えないのは幸せを目指すより楽かもと思いつつ、電話に出ると…
雪の母親は同窓会へ行った後、雪と江ノ島で待ち合わせした
雪は火傷の痕をそのままで、どうして母親に自分を捨てたのかと訊ねた
すると母親は当てつけかと言い出したので、雪は自分の気持ちをぶつけたが、母親は綺麗な顔で産んだ自分に感謝しろとか言い出したので…
雪は大学を卒業して就職したが、母親とはやはり連絡を絶っていた
そんな雪はリナと海へ行くと、太陽がどうしているかを聞いてももう吹っ切れている感じだった
留奈、彩華、ゆあ、菜々美たちもそれぞれの道を歩んでいて、雪は美容室へバッサリ髪を切りに行くと、なんとそこでは真矢が働いていて…
結局、雪は太陽と別れてしまいましたが、まだ二人はクソ親の呪縛から逃れようとしていた時期だったので、自分のことでいっぱいだったので仕方がないでしょうね
雪は太陽に母親にまた裏切られたことを言えずじまいでしたが、その後に母親ときちんと向き合う決意をして会いましたが、やはり母親はクソ親でした
ここぞというところでは自分のブランドもののバッグや、男のことに気が向いていたので、あれでは雪が母親を捨てても誰もが当然と思ってしまうでしょう
当然、親も完璧な人間ではないので、何かできないことや至らないことなんかがあったりしますが、親子関係に限らず互いを思いやれるかが一番大事です
就職した雪は髪をバッサリ切ってイメチェンして自分の人生を歩んでいますが、まだ太陽と別れてからは彼氏が出来ていないみたいですが、急がなくても自分らしい生き方をしていればきっといいパートナーが見つかるでしょうね
これまでのお話で登場した人物たちも、これまでいろんなことが起こりましたが、そんなことは誰の人生でも起こることです
長い人生の中では悩みや問題は尽きないですが、自分の人生は一度きりでそれを暗いものにしないためには、どんなことがあっても前向きな気持ちでいることが大事なんだと思いました
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