『さるまね』1〜巻を読んだあらすじや感想をまとめてみました
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「さるまね」の簡単なあらすじと感想
1巻 見マネでアグニを解体し可畏たちに襲いかかるサルたち
狩人の可畏はつい獣にも情が移ってしまうこともあって、イノシシを仕留められず父親で首領のバラタに叱られていたが、代わりに仕留めたアグニがイノシシを手際よく解体していた
しかしその様子を、一匹のサルが見ていて…
可畏たちは村に戻ってくると、飢饉最中ということもあって村人たちはとても喜んでくれた
可畏は夜になっても元首領の祖父にまた優しすぎると言われてしまっていたが、そこに近くの村の男が腹を空かせてフラフラの状態で現れた
可畏はその男に食事を与えて眠っていたが、深夜にその男はまた食料を漁っていたので可畏が男を止めていると、男は可畏の目を見て怯え始め…
その頃、アグニは妻の由良とセックスしていたが、そこにサルたちが現れ由良はサルにレイプされかけていた
そこに可畏がやってきて由良を助けようとすると、アグニは刃物を取り出しサルを仕留めようとしたが、サルに刃物を奪われてしまうと逆に…
可畏は近くの村の男から、サルは見マネしてアグニを解体したのだと聞いて、慌てて家に戻ってくると、サルにやられそうになっていた身重な妻の水分を助けるためにサルと戦おうとしていた息子の宇陀を止めた
可畏はサルと戦ってはダメだと言っても、宇陀はいつも可畏が臆病者とバカにされていたこともあって、猟銃でサルを仕留めようとしていたが…
宇陀は飼い犬の風太に止められ曾祖父に叱られてしまうと、サルがアグニを解体している様子を見て、コイツらは見マネ出来るのだと気づいた
それでまたサルを自分が倒せば村を救えるのだと思い込み、サルに銃口を向けていると現れた可畏は土下座して撃たないでくれと懇願した
しかし宇陀はついに一匹のサルを…
可畏はいろいろと見えてしまうこともあって、狩猟の対象の獣にも情が移って仕留められずに村では臆病者呼ばわりされてしまっているようです
狩人の村に生まれていなければ、普通に気の優しい青年として生きていけたと思いますが、自分の性格に合わない環境で生きていくはやはりツラいですね
狩りの際にアグニの解体を見ていたサルですが、どうやら普通のサルではなかったようです
近くの村から逃れてきた男は、どうやらこのサルから逃れていたようですが、この男も水分にエロい視線を向けていたので、どうやらクソ野郎臭プンプンな奴でした
サルは人間のしていることを瞬時に見マネ出来る特殊能力を持っているようですが、どうしてそんな能力を獲得したのでしょうか
宇陀が思っているように、サルにマネされない内にぶっ殺してしまえばいいのかもしれませんが、それだけで倒せるなら可畏たちの村に逃れてきた男の怯えぶりからすると、それだけではサルを倒せないような気がします
とうとう宇陀は銃をぶっ放してしまいましたが、やはり他のサルに見られてしまいました
これでサルたちは猟銃を扱えてしまいますが、そんなサルに可畏たちがどう立ち向かっていくのかがとても気になってしまいますね
2巻 サルに耳を撃ち抜かれてしまった喜助にサル諸共焼き殺されそうになってしまう可畏と水分
可畏はサルに銃を使わせないようにぶっ壊している頃、水分は近くの村からやってきた男のイザナギにレイプされかけていた
しかしそこにサルが現れ…
可畏は村人たちにサルはマネして銃も使うと言っても、村人達は信じなかった
しかし吾平がサルに撃ち殺されてしまうと、喜助もやられそうになったが可畏が助けて耳を撃ち抜かれただけで済んだ
可畏はヤラレかけていた水分を外に連れだそうとしたが、なんと喜助は可畏たちを閉じ込めサル諸共焼き殺そうとし始め…
宇陀のおかげで可畏たちは助かったが、喜助は宇陀のせいでサルが銃の使い方を覚えてしまったと責め始めた
しかし村人たちはそんな喜助を押さえつけると、元首領の宇陀の祖父が喜助を村から追放してしまった
村を追い出されてしまった喜助は、イザナギを見つけ…
村民たちは一カ所に集まり防備を固めていたが、水分たちは身内がサルに殺されてしまった人たちから敵意を向けられていた
村の男たちはサルを倒すための仕掛けを作っていたが、殺した村民たちを解体していたサル2匹を発見した
すると又彦はサルが見マネをするのでそれを逆手に取り、バカな動きをしてサルの一匹を始末したが、もう一匹のサルがなんと…
可畏はサルたちが情報を伝播できると気づき、今いるサルたちを罠に嵌めて全滅させないといけなかった
しかし逆に岩太がサルに罠に追い詰められてやられてしまい、村民たちはサルと戦う気力をなくし始めた
そんな村民たちに、可畏はコイツらを…
サルたちは銃の使い方も覚えてしまい、可畏たちはかなり劣勢になってきています
その上にサルたちに身内がヤラレてしまった村民たちは、まだ身内が殺されていない可畏たちの家族に敵意を向けているのでそれも厄介ですね
こういう状況では助け合わないと強敵には勝てませんが、もう喜助のように可畏たちを犠牲にしてまで助かろうとする奴らが出てきています
それにサルたちの見マネでどんどん村民たちはヤラレていて、戦う気力もなくし始めている人たちが増えていますが、そんなことでは村は全滅してしまうでしょう
可畏は普段は優しい性格で臆病者と罵られていましたが、家族を守るためにまだ戦うつもりのようです
可畏たちがどんな方法でサルたちと戦っていくのか気になってしまいますが、村を追放された喜助が何か企んでいるのも気になりますね
3巻 サルに嚙まれて意識不明の重体の可畏を助けるために盗みをしてしまう宇陀
可畏が勇敢に一人でサルと戦っていたので、一度戦意をなくしていたバラタたちも戦う気力を取り戻した
しかし可畏は残りの一匹のサルに肩を嚙まれてしまったので、サルの目を焼き潰した
サルは可畏にまだ敵意を向けていたが、夜が明けるとなんと大量のサルが山へ…
夜が明けると残されたサルは普通のサルに戻ってしまったが、身内を殺された女性たちはサルの一匹を殺してしまった
可畏はサルに嚙まれてヤバい状態になっていたが、熊の肝が必要だったが近くの村に分けてもらいにいかないといけなかった
それで宇陀が取りに行くと名乗りを上げたが…
源が熊の肝を分けてもらいに行ったが、身内を殺された女性たちは可畏を見捨てろと主張し始めた
すると捕獲していたサルを誰かが逃がしてしまったことで、身内を殺された女性たちは首領のバラタのことを信用しなくなってしまった
バラタたちはとりあえずサルを探し始めたが、なんとサルとぶっ殺された重吉を見つけた所を、他の村民に見られてしまい…
源は熊の肝を分けてもらいに行っても誰もいなかったので、そのまま村に戻ってきた
村の男たちと女たちが対立している中、宇陀は草介の母親の依里が何か隠し持っているのを見つけ…
バラタが潔白を証明するまで捕縛されてしまったので、村はトメ婆が支配していた
宇陀は可畏を助けるために草介の家に行くと、何かを見つけ…
可畏の祖父は盗みをした宇陀に、自分たちは獣じゃないと諭している頃、また夜がやってきてしまった
依里は宇陀が盗んだモノの残りを持って家に戻っていたが、その後をサルが…
可畏は勇敢にサルと戦っていましたが、サルに嚙まれてしまってかなりヤバい状態になっています
宇陀が盗んできたものでその内回復するかもしれませんが、もうまた夜がやってきてしまったので、サルが襲ってきそうです
見マネをするサルはかなりの強敵なので、村民たちが協力して戦わないといけないハズですが、首領のバラタは重吉殺しを疑われて拘束されてしまい、腹黒そうなトメ婆が村を支配しています
トメ婆はかなり横暴なので、既に反感を持つ村民も出始めていますが、それでも身内を殺されてしまった人たちの支持もあるので、まだトメ婆の支配は終わらないでしょう
村から追い出されてしまった喜助も、何かを企んでいて既に動いていますが、バラタを嵌めたりしていてコイツがトメ婆とも手を組んだりしたら、さらにヤバい状況になってしまうかもしれません
依里は家に帰っていましたが、早速夜になってサルたちが狙っていて数もかなり増えているので、サルたちは村を総攻撃してきそうです
このままだと村が全滅してしまいそうな感じですが、可畏たちはサルを撃退して村を守ることができるのか、とても気になってしまいますね
4巻 破水してしまった水分をトメ婆の家に連れていく可畏
源はサルが現れたので鹿笛を吹いて、村人たちにサル襲来を知らせた
草介は可畏の家にやってきて依里が帰ってこないと伝えると、宇陀は捜しに行こうとしたが可畏の祖父の多聞に止められてしまった
トメ婆はサルの嫌いな蕃椒を撒いていたので、サルたちは屋敷に近づけないでいた
その頃、依里はサルに足を切られヤラレそうになっていたが、宇陀が助けようとしたが逆にヤラレ始めてしまった
サルは宇陀に襲いかかろうとすると、そこに多聞が現れ…
拘束されていたバラタもサルに襲われていたが、そこに喜助たちが現れた
喜助はバラタの手の指を折りながら、連れていたイザナギがバラタの娘のハナをヤリたいと言い出したので、バラタはキレたがどうにもできなかった
喜助たちが去ってしまうとまたバラタはサルに襲われ始め、観念していたバラタだったがそこに…
可畏とバラタはバラタの妻のカヨたちがいるトメ婆の家に行ったが、喜助たちは来ていなかった
なんと喜助たちは、可畏の家にいた水分をレイプしようとしていると、そこに多聞たちが駆けつけ…
水分は喜助たちが逃げる際にぶつかられて破水してしまい、ヤバい状態になってしまった
可畏は自分たちでお産をしようとしたが、依里に止められトメ婆の家に連れていくことになった
途中で可畏たちはサルに襲われてしまったが、多聞が可畏に水分を先に連れていくように言ってくれたが…
可畏はなんとかトメ婆の家に辿り着いたが、義作は中に入れようとしなかった
しかしトメ婆は、子どもは村の要だと言って…
また夜になってサルの大群が村に押し寄せてきていますが、知能があるとはいえベースはサルなのでトメ婆たちは蕃椒などでひとまず対処しています
でもそれも万全の策ではないので、このままではサルにやられてしまいそうですが、そんな中で喜助の策によって村はまだ混乱している状態です
危うくバラタもやられそうでしたが、ようやく可畏も復活して喜助たちにレイプされかけていた水分もなんとか助かりました
でも水分は喜助にぶつかられて破水してしまいましたが、大丈夫でしょうか
なんとか可畏は水分をトメ婆の家に連れていくことはできましたが、可畏たちを先に行かせた多聞たちがどうなったのかも心配です
トメ婆は勝手に頭になって権力を振るっていますが、やはり子どものことになるとずっとお産をやっていたこともあって、こういうところはまともなようです
サルの大群に囲まれながらも水分のお産が始まりましたが、可畏たちはこの窮地をどうやって切り抜けるのかも気になってしまいますね
5巻 サルが持っている銃をぶっ壊すために一人で外に出てしまう可畏
水分が出産でいきんでいる頃、バラタたちは蕃椒の竹槍でサルに応戦していた
しかし銃を撃てるサルが生き残っていたので、弾を込めなおしをしている間に可畏は一人で外に出ていき、なんとか銃をぶっ壊すことに成功した
だがまだサルは他にも…
サルはとうとうトメの家の中にまで入り込んでしまい、水分たちに襲いかかったが、宇陀がなんとかサルを仕留めた
水分も無事に赤ちゃんを産むことができたが、その頃、可畏はサルに撃たれヤバい状況になっていた
それで宇陀が助けに行こうとしたので止められていたが、足をやられていたバラタが自分は役に立たないからと言って、外に出ようとすると村人たちは…
バラタたちは他の銃もぶっ壊して、鉈と竹槍で長刀を作って可畏をなんとかトメの家の中に連れ戻すことに成功した
可畏は自分の子どもを見て喜んだが、まずは家の中に侵入しようとするサルをどうにかしなければならなかった
しかしサルはどんどん家の中に侵入してきて、村人たちに襲いかかってきたが、朝になってサルたちは姿を消してしまった
それで村人たちはこれからどうするのか話し合い始めたが、バラタが山を下りようと言っても、ケガした人や女子どもをどうするのかと言い争いが始まってしまった
すると可畏は落ち着こうというと、今はとりあえず…
可畏は村の中を見回り始めると、ハナがなんとケガした子どものサルを匿っていた
当然、可畏はその子どものサルを殺そうとしたが、ハナはそれを必死に止めようとした
それでも可畏は子どものサルを殺そうとしていたが、子どものサルの様子を見て何かに気づき…
バラタも子どものサルを見つけて殺そうとしたが、可畏がバラタにサルのある習性のことを教えていたが、その隙にハナが子どものサルを連れて姿を消してしまった
可畏たちは一旦トメの家に戻ってそのことを伝え、可畏はサルの習性を利用して、村人が村を脱出する策を明かした
それで可畏の策の準備をしている間に、可畏たちがハナを捜すことに決まった
バラタは策の準備をしていたが、妻のカヨに冷たい態度を取られて、他の女性に村のためと言って自分のことばかり考えているからだと言われてしまっていた
その頃、ハナは子どものサルにエサをあげていると、そこに親ザルが現れ…
可畏たちはサルが持っていた銃もぶっ壊して、なんとかサルの攻撃から村人を守ることに成功して、子どもも無事に産まれました
でもどんどんサルたちは戦い方を学習していて、やはりこのままだと村は全滅してしまうでしょう
それでバラタは村を脱出しようと言い出しましたが、それは良い案ですが村人全員となるとやはりかなり難しいと言えるでしょう
可畏はサルの習性に気づいて脱出策を考えましたが、それも本当に上手くいくのかは未知数です
とりあえず村人は脱出のために力を合わせてはいますが、すぐに言い争いになったりしているので、いつ村人の結束が完全崩壊するのか分からない状態というのも怖いですね
可畏は子どもも産まれて、前のような気の弱さはなくなってきていますが、バラタのほうは今まで村のためだと言って家族を犠牲にしてきたツケが回ってきています
これは世の中の父親にも言えることで、家族のためだと言って仕事ばかりになっていると、家族が崩壊してしまうこともあります
やはりその辺りはバランスも大事ですが、今の村の状態だと棟梁でもあるバラタがこんなだと、村人の結束にも影響してくるので、今後の影響も気になってしまいます
ハナは子どものサルを匿っていましたが、今はまだ明るい時間なので凶暴化していませんが、夜になったらどうなってしまうでしょうか
それに親ザルも姿を現しましたが、サルは普通のときでも力は人間よりも強いので、ハナがどうなってしまうのかも心配ですね
6巻 猿たちを引き受ける役目を引き受けたカヨを助けに向かう可畏
ハナは子猿が他の猿にも除け者にされていたので、見捨てることができずに子猿を抱えてどこかへ向かい始めた
そんなハナを見つけられずに可畏たちが村へ戻ってきたので、ハナの母親のカヨはブチ切れて一人で探しに行こうとしたので、バラタたちがそれを止めたがどうしていいのか分からない状態だった
そんな中で村の子どもの一人が、宇陀にもしかしてハナはあそこに…
ハナは子猿をある場所へ連れてきていて世話していたが、夜が近づいてきたので子猿を置いて村へ戻ろうとし始めた
その場所へと可畏たちもやってきていて、その場所へは子どもでしか行けなかったので、宇陀がハナのいる場所へ一人で向かい始めた
しかし可畏は子猿があまりにハナ懐いていたことを危惧していて…
可畏の危惧は当たっていたが、なんとか宇陀がハナを助け出すことに成功していた
しかし日が沈んでしまい山の猿たちはまた凶暴化して、村へと向かい始めていた
可畏たちもそれに気づいて焦っていると宇陀とハナが戻ってきたが、ハナの足が岩に挟まってしまい…
村では村民たちが村を出ようとしていたが、誰かが鳴子を鳴らす囮役をしなければならなかった
それに名乗りをあげたのがカヨで、夫であるバラタが反対しても、カヨはずっとバラタは自分たち家族から見ないフリして逃げていたと責め立てた
猿が村へ現れたのでカヨは鳴子を鳴らして猿を家の中に誘き寄せたが、あまりの猿の多さについ物音を立ててしまい…
可畏たちはハナを連れてなんとか村民たちと合流できたが、今度はバラタがカヨを助けに行きたいと言い始めてしまった
村民たちは反対したが、可畏が自分も行くというと、四郎にも一緒に来て欲しいと頼んだ
渋々四郎は引き受けたが、可畏たちの後を誰かもついていき…
可畏はバラタを連れてバラタの家に向かうことにして、四郎には鳴子の家に行くように頼んだ
渋々またその役目を引き受けた四郎だったが、猿の大群を目にして無理だと判断して逃げようとしていたが、それを誰かに見つけられてしまい…
可畏たちがバラタの家に来ていたが、やはりカヨはいなかったので落胆していた
するとなんと鳴子の家が、燃えていることに気づいた!
その少し前に、カヨは一匹の猿に見つかりやられかけていて…
また猿が襲撃してくるのは確実なので、村人たちは村を脱出することに決めましたが、こういう状況ではいかに団結して行動できるかが成功の鍵となります
それは頭では分かっていても、やはり身内のことやこれまでに積もり積もった感情というものが出てしまうと、そういった団結の妨げになってしまいます
バラタはいつも村のためだと言って家族を蔑ろにしていたので、カヨがハナがいなくなってしまったということもあって、ついバラタにキレてとんでもない役目を引き受けてしまいましたが、恐らく他の村民たちはカヨを犠牲にするつもりなんでしょうね
可畏はハナの捜索やカヨの救出の役目の際に、ずっと四郎に頼っていましたが、どうやら四郎は渋々引き受けていましたが、やはり他人事だと内心では不満を持っていたようです
四郎はカヨを見捨てようとしていましたが、可畏たちが鳴子の家が燃えているのを見ていたので何かが起こったようですが、何があったのでしょうか
燃えているのは恐らく集まっていた猿たちを始末するためのハズですが、やられていたカヨや可畏たちを追っていた誰かがどうなってしまったのかが、とても心配になってしまいますね
7巻 村人たちを守るため犠牲になることを決意するバラタ
四郎は自分の命令に反抗的な態度を取る宇陀たちに、猿をもっと始末すると言って鳴子を仕掛けた周りの家を焼いて猿を始末する作戦を立てた
しかし3人が準備している間に、鳴子の家に閉じ込められていた猿は外に出てしまい、宇陀たちは猿たちに囲まれてしまう形になってしまった
すると一匹の猿が家になんと火を放ち…
可畏たちがようやく村にやってきたが、宇陀たちが燃えている家の中にいることに気づいた
それで可畏はバラタに自分が鳴子を鳴らしに行くと言い出したが、バラタは可畏が死ぬ気だと知って、村の頭領の役を可畏に託し、自分が…
その頃、村人たちは阿仁村までもう少しというところまできていたが、義作が女子供のことなんてお構いなしに急がせようとしたが、多聞に止められてしまった
義作は多聞が頭領をやめる際に、自分が選ばれると思っていたが、選ばれなかったことを根に持っていた
多聞は源を頭領代理にして、難所の崖沿いを進まなければならなかったが、猿がいることを見つけた義作は水分を犠牲にする作戦を思いつき…
源の先導でようやく村人たちは阿仁村に辿り着くと、村には鉤掛村の人たちが逃げてきていた
須佐と名乗った鉤掛村の頭領はひとまず受け入れてくれたが、久延は反対していた
そんな中で見張り役の定七が熱を出していたので、多聞は依里に熊の肝を分けるように頼んだ
嫌がる依里と態度の悪い久延の様子を見ていた義作は…
四郎は宇陀たちを犠牲にして助かろうとするクソ野郎でしたが、バラタを命をかけて逃がしてくれてなんとか宇陀たちは助かりました
バラタはやはり頭領らしく村人たちを最後まで守ろうとしていましたが、不器用なところもあって家族との関係がちゃんと戻ることなく亡くなってしまったのは残念でしたね
村人たちは阿仁村に向かっていましたが、多聞が頭領に選ばなかった義作も四郎以上にクソ野郎で、水分を犠牲にして自分が助かろうとしていました
多聞はそんな義作のクソ作戦を見抜いていましたが、こういう状況なので義作を始末していても良かったくらいですね
ようやく阿仁村へ到着した村人たちでしたが、先に逃げてきていた鉤掛村の頭領の須佐は受け入れてくれました
でも久延は肝を渡そうとしない依里と揉めている様子を見て、義作は何かを企んでいるみたいです
もしここでまた猿が襲ってきたら何か悪いことが起こってしまいそうな雰囲気ですが、早く可畏たちも合流してなんとかこの難局を乗り切って欲しいですね
8巻 久延がカヨを殺そうとしているのを目撃してしまう源
久延は依里に熊の肝を渡すように迫っていたが、それは須佐に止められてしまった
ひとまず伏影村の人たちは疲れ果てていたので休んでいる間に、なんと義作は依里の持っていた熊の肝を盗んで、須佐に村の合併を持ちかけていた
そして義作は村人たちに村の合併を迫っていると、そこに可畏たちが戻ってきて、バラタが最期を知ってしまった
それで村人たちで村を合併するか否かを話し合うことになったが、村人の多くは合併に賛成したが、草介は依里を莫迦にした久延のいる里との合併に反対していた
その頃、カヨはバラタの最期を知って一人で悲しんでいたが、義作が久延をヤバいことを吹き込んでいるところを目撃してしまった
しかしカヨは二人に見つかってしまうと…
話し合いの終わりの時刻になり、お互いの村人が対等に扱うという条件で、村の合併が決まり久延も前日のことを謝っていた
それから須佐から作戦を伝えられた後、源は美代からハナがいないと聞かれていたが、二人のそばにいた義作の腕には謎の歯形が…
村人たちは夜が来るまでに作戦の準備に取り掛かったが、美代はバラタの最期を知ってうなされているカヨを見て、ハナを探しに行こうとすると義作に止められてしまった
その頃、源も久延にハナ探しを止められてしまっていたが、村外れの小屋が気になっていた
その小屋にはなんと拘束されたハナがいたが、その小屋に入ってきた久延は、手に小刀を…
源はハナを背負って久延と一緒に村に戻っていると、そこに義作が現れた
源は義作も久延とつるんでいるのかと疑っていたが、義作が開けた場所でハナの手当をし始めたので、源は義作のことを信じてヨモギを探し始めた
そして源がようやくヨモギを見つけてそれを採ろうとしていたが、その背後には大きな石を持った義作が…
ようやく意識を取り戻したハナは、義作に脅されつつ何かを吹き込まれて村に戻ってくると、可畏から誰が閉じ込められたのか訊ねられた
するとカヨは久延を指差し、源も自分が見たことを話したので、久延は可畏たちから問い詰められ始めた
それで久延は自分のアリバイを義作に話してもらうと頼ると、なんと義作は…
また偽作は鉤掛村にやってきて頭領気取りで勝手に村の合併を持ちかけたりしていますが、鉤掛村の頭領の須佐はまともそうな男なので、依里に酷いことをしようとしていた久延を誑し込みうまく利用しています
バラタの最期を知った村人たちは、現状では代わりの頭領がいないこともあって村は合併することになって、義作の思惑通りになっています
義作は当然ずっと須佐に従うつもりはないのでどうするつもりなのかは分かりませんが、須佐も猿たちの襲撃時に始末して自分が合併した村を乗っ取るつもりなんでしょうね
自分たちの謀議をハナに聞かれてしまった義作たちは、ハナを監禁していて始末しようとしていましたが、源に見つけられてしまって村に戻ってしまったので、義作は作戦変更したようです
久延も人を区別して見下したりする奴なので酷い奴ですが、義作は久延のようなヤツをうまく利用して、いざとなったら簡単に見捨てたりするクズ野郎です
義作の悪事も明らかになって欲しいですが、ハナは脅され口止めされていたので、ハナが真実を話してくれるかどうかが鍵になりそうです
こんなことをしている間にも、もうすぐ猿たちの襲撃も間近に迫っていますが、可畏たちが無事この状況を脱することができるのかが気になってしまいますね
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