『「子供を殺してください」という親たち』1~66巻を読んだあらすじや感想をまとめてみました
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「「子供を殺してください」という親たち」の簡単なあらすじ
ティッシュが床一面に散らばっている部屋で美佐子の父親にぶん殴られる剛
外でフルチン素振りや飼い猫を殺してしまった慎介は、病院を退院させられたこともあって、剛は共同生活をさせていた
そんな則夫は両親に異常な殺意を持っていたが、実は父親が則夫に…
朋子は母親との連絡が取れないと言って剛に相談してきた
剛は朋子の実家に行ってみると、窓が全部閉められた実家の中に入ってみると、ヤカンを持っている母親がいて…
卓也は構い過ぎな母親と無関心な父親に育てられ、うつになってしまった
しかし家には監視カメラも設置されていたりしたので主治医を見切ったが、次の医者も結局ダメだった
それで剛は根気強く治療してくれる医者を見つけ、卓也をその病院へ預けると卓也は次第に…
幼い頃から問題行動のあった真だったが、父親は無関心で母親が一人で対応していた
しかし母親も真を悪くいうだけで、剛が支払いのためにマンションを売れるかと聞いてみると…
由伸は元カノのえりかをストーカーしていて、襲おうとしたので両親が剛に頼ってきた
母親の毅然とした態度のおかげで無事由伸の移送ができた剛だったが、由伸のスマホの中身を見てみると…
親の金で豪遊していたヤク中の清は、親の会社が潰れて閉まったこともあって家族に見捨てられてしまった
清は剛に一人暮らしをしたいとか言っていたが、急死してしまった
すると清の葬儀にやってきた家族は…
役所を辞めて引きこもってしまった知記は、すぐにキレるので両親は車上生活を送っていた
剛はなんとかして公的機関を介入させないといけないと思っていると、そこに知記の父親から電話がかかってきて…
美佐子はずっとひきこもっているので、剛は父親から移送を依頼された
それで美佐子の部屋に行ってみると、床一面にティッシュが…
そして美佐子の父親は剛をぶん殴って訴えると言い出してしまい…
剛は精神が病んでしまった人たちの移送などをしていますが、やはり幼い頃から精神を病んでいる人は親に問題がある場合が多いようです
元々何か病気になってしまう原因がある場合もあるでしょうが、やはり親の不適切な態度が子どもを病気に追いやっている感じですね
それでも病気になってしまった際でも、親が早めに真剣に問題に向き合えば、子どもが立ち直って社会生活に復帰できる可能性も高いので、剛のような人や公的機関などを上手く活用しながらも、子どもにちゃんと向き合うことが一番の解決策となるでしょう
世の中にはこういう精神的に病んでしまった人や、そんな病んでしまった家族を喰いモノにしている人や団体もあるので、騙されないようにしないといけません
剛のようにどんなに酷い状態でもちゃんと向き合ってくれる人はなかなかいないので、そういう人が身近にいたら心強いでしょうね
兄の誠一を殺さないといけないと思い詰めていた雄二郎
雄二郎はの兄の誠一は、精神を病んでいて奇声をあげて腕には根性焼きを入れたりしていた
それで雄二郎は折りたたみナイフも持っていて、ヤバいので母親と一緒になんとかして欲しいと頼んできた
雄二郎には結婚を考えている女性もいたが、誠一は雄二郎からスーツを燃やされもう殺すしかないかもと思い詰めていた
彼女からも結婚を躊躇っていると言われてしまった雄二郎は…
剛は雄二郎に全てを話すように求め、話を聞いた剛は雄二郎だけなら助けると言ったが、雄二郎はもう病院のブラックリスト入りしていた
するとあかねが最初の面談で、母親が治療してくれる病院があると話していたことを思い出したが、なんと母親は…
雄二郎は幼い頃から、かなり異常行動をしていたようですが、それで弟の雄二郎はかなり追い詰められていました
誠一がこれだけ酷くなってしまったのは、病院の問題もあるでしょうがやはり母親にも問題がありました
もし雄二郎が思い詰めて誠一に危害を与えてしまっていたら、折角結婚を考えている女性もいたのでヤバいことになっていたでしょう
やはりある程度問題が大きくなったら、家族だけで解決しようとするのは止めたほうがよさそうです
特に雄二郎たちの母親はしっかりしていなくて頼りにならない感じでしたので、そういう家族がいると他の家族の負担は半端ないモノになってしまいます
母親が断っていた所でなんとか治療を受けられるようになったので、雄二郎もこれから自分の幸せも掴んで欲しいですね
幼女に異常な関心を持ってひきこもっていた譲
ヤクザっぽい幸四郎は、剛にひきこもりだと言って相談してきたが、幸四郎の息子は明らかにヤク中だった
それでも幸四郎は息子を入院させて欲しいと言って大金を積んできたが、剛は…
譲はひきこもりで親が入院させたので、親を恨んでいた
譲はまともに意思疎通できず、道では成人女性を避けていた
そんな譲は歯医者に行った後に、女子小学生を…
剛は譲を移送すると、譲の部屋に入った
譲の部屋には幼女モノが大量にあったが、閉鎖病棟に入院した譲は脱走したが警察に保護された
すると譲は親に虐待されていたと言いだし…
譲は引きこもっていただけではなく、かなり異常なくらいに幼女に関心を持っていました
成人女性にはあれだけ拒絶反応を示していましたが、それも父親が原因でした
虐待はやはり子どもにはとても大きな心の傷を残してしまうことなので、絶対にやってはいけないことです
ただ子どもが傷つくだけでも酷いことですが、それが原因で他の人にも危害を与えるようなことになってしまったら、とんでもないことです
譲の件はまだ大事にはなりませんでしたが、やはりこういう子どもをちゃんと育てられないような親に対しては、何かもっと対策を取らないと譲のようにヤバい方向に向かってしまう子どもが後を絶たないでしょうね
移送を頼んできても薬漬け患者のいる病院に入院させたくないと言い出す百合子
貴仁の祖母は百合子に貴仁のことを剛に依頼するように言ったので、百合子は剛の事務所にやってきた
事情を聞いた剛は、受け入れ病院もすぐ見つかるし移送は民間救急で十分だというと、百合子は貴仁を薬着け患者がいる病院に入院させたくないと言いだし…
剛は百合子に母親らしさが感じられなかったので依頼を断ったが、貴仁の祖母が百合子を連れて事務所へやってきた
自分の生き様を語った祖母はそれが逆効果だったと認めたが、そのことをバーで飲んでいた剛はマスターに、下半身が通用するのは一瞬だというと家族が…
百合子が貴仁が持っていた好きな女の子の写真を持っていたので破ってしまったことを思い出すと、過ちだったと気づいた
剛は貴仁がフランス旅行に行く準備をしていると報告を受け、どうやって呼び出すかが問題だと言っていると、祖母は自分が…
それでなんとか貴仁を移送することは出来たが、貴仁は最後まで祖母の遺産しか関心を示さなかった
剛は貴仁のことの報告を受けると、祖母には金はあっても…
貴仁の祖母は、金の力で貴仁のことをなんとかしようとしましたが、結局ダメでした
貴仁の母親の百合子は、ずっと祖母の言いなりな感じでしたが、今更ながら自分のそんな態度で貴仁がこんなことになったのだと気づいたみたいです
特に幼い子どもは、ただ一緒にいてあげて気持ちが許せる存在でいるだけで、子どもは安心できて成長してきますが、親が金のことや世間体のことなどを気にしすぎていると、子どもは親などに頼れなくなってしまいます
それで引きこもったり暴力的になったりしてしまったら、なかなか治らなくなってしまいます
そこでどんなに金をつぎ込んだりしても意味がないということに、貴仁の祖母や百合子は気づくべきだったでしょう
それでもまだ貴仁の祖母は、貴仁の面倒は見るみたいなのでまだマシなほうかもしれませんね
契約書を見て結子を一生入院させておくと書かれていないという父親
あかねは子どものことより住宅ローンのことを気にする母親の話や、親の遺産のことしか考えていなかった兄妹の話をすると、剛は30代のときの依頼の話をし始めた
トラック運送会社を経営している男が事務所にやってきて、娘の結子を移送して欲しいというと金はたくさんあると自慢した
結子の住む部屋を視察調査に行くと汚部屋になっていたが、結子は英語を勉強している様子だった
それで結子の移送の依頼を受けることにした剛は、男に契約書を渡すと男は結子を一生入院させておくと書かれていないと言い出してしまい…
あかねが相談で送られてきた写真を剛に見せると、依頼主の大貫の娘はひきこもりというより監禁されている感じだった
大貫は民間療法に退職金や祖父の遺産をつぎ込んだというと、そんな大貫に剛はそれは娘のためではなく…
大貫は措置入院のためには警察も関わらないといけないと知ると、それを嫌がった
それでも大貫は公的機関に頼るってみると言ってくれると、一ヶ月後には…
お金は生活していく上でとても大事なものですが、それでなんでも出来る訳ではありません
あまりにお金のことに目を囚われてしまうと、身近にいる人たちのことが見えなくなってしまい自分だけでなく周りの人たちまで不幸にしてしまう場合もあります
特に病気の人がいると、確かに治療などにもお金がいるのでお金が大事なことには変わりありませんが、特に精神的な病気に関しては周囲の人との関わりもとても重要になってくるので、お金のことばかり考えていると治るものも治らなくなってしまうでしょう
病気の和江を加害者扱いし始める敏男
敏男は妻の和江の妄想が酷いと言って相談にやってきたが、敏男は兆候はなかったと言っても、剛はそれを信じなかった
敏男は和江の妄想を受けれて土下座などもしていたが、祖父がやっと受け入れ病院を見つけても、敏男はそのときいきなりの入院はおかしいと反対していた
剛が離婚のことを言ってみても、敏男はそれも否定したりしていた敏男だったが、警察から和江のことで電話がかかってきた
二人がいなくなって剛は、敏男のことを偽善者野郎だと言い始め…
剛はとりあえず視察調査することにしたが、和江は夜通しで徘徊してやっと敏男を解放したが、やはりどう見ても病気だった
和江は祖父も呼び出し説教したりしていたので、このままでは明らかに事件に巻き込まれそうだった
それで剛は敏男を祖父を呼び出すと、敏男は和江を加害者扱いし始め…
剛に覚悟を言えなかった敏男は、仕事が辞められるか考えていた
そんな敏男は最初は自分に感謝していた和江が、次第におかしくなっていったことを思い出し…
和江は敏男が自分や娘の麻衣を狙っていると思い込んでいて、敏男の性格も見抜いている様子だった
すると敏男は転地療養すると言い出したので、剛はもう一度覚悟を聞くと…
敏男は結局和江を見守ることが出来ず逃げてしまったが、とうとう移送の日がやってきた
剛は和江に移送する旨を伝えると、和江は敏男を指さし話があるというと…
敏男は時折覚悟があるようなことを言っていますが、結局いざという時には逃げ出してしまうクソ野郎でした
どう見てもこんな奴が夫なので、和江は病気になってしまったのは明らかですが、やはり和江を助けるためには敏男の存在も無視できません
確かに離婚させられれば、和江の病状も良くなるかもしれませんが、やはりもっと早く適切に治療に繋げられていたら、和江の状態ももっと違ったでしょうね
自称ひきこもりの正人
15年前に剛は、自称ひきこもりの正人が事務所にやってきたので、ガチのひきこもりの依頼しか受けないと断ろうとした
しかし母親が必死にこれまで上手くいかなかっと訴え、正人も粘ったのでどうせ冷やかしだろうと思って、しばらく共同生活させることにした
そこでの生活でもひきこもりじゃないと判断していた剛は、正人は時折ヤバい目つきなどをしていたので、何かを隠していると感じていたが…
剛は正人を理髪店で働かせ始めたが、正人はどこかへ消えてしまった
それで剛は母親から元カノの連絡先を教えてもらい、元カノから正人は病気のフリをしていたと聞くと…
やっと正人は島で見つかり盗んだモノの弁償をして回っていた
しかし警察に呼び出された剛は、正人がやっていたことを犯罪のことを聞いてしまい…
正人は自称うつ病人でしたが、とんでもない凶暴性を隠し持っていました
剛が薄々は何かがあるとは気づいていましたが、ここまで酷いことをする奴だと見抜くことができなくても仕方がないでしょう
正人がこんなことをしてしまうと、直接被害を受けてしまった人だけでなく、ほとんどのうつ病の人は犯罪行為とは全くの無関係なのにヤバい人だと見られてしまうようになってしまうので被害者と言えます
ただどうしても何かを起こさないと、拘束したりして行動を制限することはできないので、どうしたら正人のような奴が犯罪に至らないようにするかは難しい問題ですね
他人事な感じで話す父親に呆れ哲平の様子を見てヤバいと感じてしまう剛
剛は2年前から面談に来ている由岐の移送を母親に依頼された
由岐は名家生まれだったが、家族からは浮いている感じで、父親や祖父は近所の目ばかりを気にしていた
それから由岐の部屋で話を聞き始めた剛だったが、由岐は祖父や父親が母親を…
うちは名家だと言い張る祖父や父親だったが、剛は母親の覚悟を聞くと依頼を断った
それで剛は由岐の通院先を調べることにしたが、半年後には…
中学時代から統合失調症の哲平はすぐにキレていたが、哲平の移送を頼んできた今井は自分の病気のことを剛に話した
離れに住み始めて病状が悪化してしまった哲平だったが、転院した病院では余計に病状が悪化していた
剛は今井の家に行くと哲平の異臭を放つ離れを見た後、他人ごとのように哲平のことを話す父親に呆れてしまった
そして剛は哲平に会いに行くと、哲平はヤバい状態で…
鉄平の父親は、剛にも文句を言い始めたので剛は親にも責任があると言い返した
すると父親はこんなことは国が…
あかねのおかげで、やっと哲平を受け入れてくれる病院が見つかった
剛はそれを伝えにいくと鉄平にやられたが、あかねに手を出さなかった理由を話し始め…
河村のことが気がつけなかった剛は、西幹の本を読んで今の仕事を思いついた
そして西幹が言った言葉を、剛はずっと守り続けてきたのだった
剛は無責任な父親に、どうしてこの依頼を引き受けた理由を話すと河村を移送した
それから半年後、剛宛に鉄平から手紙が届き…
それから剛は、鉄平の母親に鉄平にもしものことがあったときのことを聞きに行った
すると剛が鉄平の妹のことを口にすると、母親はキレだしてしまい…
鉄平のことを引き受けた剛ですが、母親はもう先が長くないので必死な感じでした
でも父親はとんでもない無責任野郎で、恐らく鉄平がこうなってしまったのも父親がかなり原因になっているでしょうね
剛はなんとか鉄平の引受先を見つけましたが、それを伝えに行った際にやられてしまいました
でもその際に手を出さなかったのは、今の仕事をすると決めたときに西幹から言われたことを守っていたからでした
確かに相手は病気のせいで凶暴になっているときもあったりするので、やられてしまうこともあります
でもそれに同じことで応酬してしまったら、やはりお金をもらって仕事をしているということもありますが、相手の尊厳も守らないといけないという職業倫理の問題でもあります
それを守っている剛だからこそ、いろんな人から信頼されて多くの人を治療にも繋げていけているのだと思いました
直之から無関心な母親が言った言葉を聞いて驚いてしまう剛たち
ゲーム依存で引きこもっていて凶暴な直之の行動を見張っていた剛たちだったが、直之の母親は伯父を連れて剛に依頼していた
母親は剛に直之に自分が元夫と離婚したことについて何も話していないというと、それは…
剛は直之は気が小さいと感じていたが、母親への言動は酷かった
児相の人たちと一緒に剛は直之に説得することになったが、悪役を引き受けた剛は強い態度で直之に説得を始めると…
剛が自立支援ホームにいる直之に会いに行こうとしていると、そこに母親から直之の部屋からとんでもないモノが見つかったと連絡が入った
それを持っていた理由を直之から聞いた剛は、中学のときの先生から事情を聞いて、また直之に会いに行くと、ヤバいことをしていたのだというと…
剛たちは母親にも無関心さを感じてしまい、直之のご飯を奢りながらそのことを話してみた
すると直之は母親に言われたことを言い出したので、剛たちは驚いてしまい…
剛たちは母親から元夫との馴れ初めのことをなどを聞くと、どうして離婚したのかも聞いた
すると母親は自分はこれまで自分で自分のことを…
剛は母親のことを直之に話すと、直之にこれからどうしないといけないかを話した
それから2年が経ったある日、剛は直之に会いにいくと…
直之は引きこもってゲーム三昧な上に母親に暴力を振るっていたので、それだけ見ればとんでもなクソ野郎です
でも本当は気が小さくて真面目な面も剛には見えていたので、なんとか直之を立ち直らせることができました
直之は母親が言った言葉をずっと気にしていたようですが、確かに親がいった何でもない言葉で子どもが傷ついてしまうこともあるでしょう
それも親子のコミュニケーションが取れていれば、すぐに問題は解消されていくはずですが、直之の母親は直之には無関心だったのでこれだけ酷くなってしまったのでしょう
世の中にはたくさんの引きこもりの人がいますが、かなりの人が直之のように親の無関心で荒んだ生活をしているのではないかと思いました
ミカとヤク中の沙織の部屋に行く剛
剛は水商売をしているミカに頼まれて、ミカの店で働いている沙織がヤク中かを調べることになった
沙織と会うと沙織はやってないと言ったが、剛が沙織の手を握ると…
沙織の部屋に行ったミカは、入院することになった沙織の部屋は汚部屋になっていて、彼氏がヤバい奴だったと報告した
それで剛はミカと一緒に沙織の部屋に行くと、予想以上にヤバい状態で…
沙織は今はやっていなかったので警察から解放されると、ミカの部屋に行く前に荷物を取りに行った
金のために客とヤリまくっていて男からも弄ばれているだけだった沙織は、親のことを話し始めると…
それから剛はミカと一緒に入院した沙織に面会に行くと、沙織が思いっきり男にヤバいことをさせられていたことが判明した
剛は沙織の父親と会っても当たり障りのない態度を取られたが、なんとか契約はしてもらうと、沙織を利用していた男はついに…
剛やミカは、沙織は親のせいで人の顔色を伺うようになったというと、沙織の将来を心配していた
それから10年経って剛は結婚していた沙織と会うと、親のことを話した沙織に自分の事務所にも親のせいでヤクをやっていたケイコの話をしてあげた
沙織と別れた剛はまだ沙織のことを心配していたが、あかねも…
沙織はどうやらヤクザな男に思いっきり利用されていていましたが、沙織は最初は完全に男を信じ切っていました
やはり何か心の隙間ができたいたところを狙われたのだと思いますが、父親があまりに素っ気ない感じだったので、あんな親では頼れなかったのが遠因になっているような気がしました
もし剛が関わっていなければ、恐らく男は沙織を利用し尽くしたらポイ捨てしまったのは間違いないでしょう
もしそんなことで沙織一人が罪まで被ってしまったりしていたら、本当に救われない事態になっていました
ひとまず沙織を男からは引き離して治療につなげた剛でしたが、剛が思っているとおりでこれからが本当の戦いになっていくでしょう
一度ヤク中になってしまうと、どれだけ普段が普通に暮らせるようになっても、ちょっとした隙を突かれてまた中毒に陥ってしまうハズです
まだ沙織をちゃんと支えてくれる人がいればいいですが、今のところ剛やミカしか頼れるような人はいないみたいなので、やはり身内の人にも頼れる人がいないと厳しいのではないかと思ってしまいましたね
なんとか沙織は立ち直って10年後に会っていましたが、やはりまだ親の呪縛が残っているようです
親の影響は子どもには将来に渡って良い面も悪い面も残り続けてしまうので、やはり子育てはもっと真剣にやらないといけないことなんだと感じました
自分が勝ち組だと思っていた10年前のあかね
あかねは恋愛に走っている石川のことを愚痴っていると、剛にお前もだろうと言われてしまった
そんなあかねは10年前は大企業に就職していて、彼氏の聡もいた
その頃に剛と出会っていたあかねは、聡が同級生から投資用マンションを勧められているという話を聞いて賛成していた
その頃のあかねは自分が勝ち組と思っていたので、高級マンションに住みたいと考え不動産屋に勤めている聡の先輩に相談してみることにしたが…
形だけの賃貸契約書にサインしてしまったあかねは、また飲んでいるとやってきた剛にムリしていると言われてしまった
イキるのにも覚悟いると剛に忠告されたあかねだったが、その時は失礼な奴だとしか思っていなかった
しかしあかねは急に聡に別れを切り出されてしまい…
その事をいつものバーで愚痴っていたあかねだったが、マスターにヤバいと言われ不動産屋の男を呼んだ
すると不動産屋の男の態度は急に変わってしまって、マスターはそれで剛を呼んだ
事情を聞いた剛はあかねに、聡はグルだと言いだし…
あかねは法務局などで調べてみると剛のいう通りだったので、マスターと一緒に剛の事務所にやってきた
剛はあかねに昔窃盗していたことを白状させると、まずは親と向き合うべきだと突っぱねてしまった
剛にスジは通せと言われてしまったあかねは、実家に帰って聡に嵌められたことを明かして警察に駆け込むというと、両親は…
あかねは叔父の話を聞いて、自分も叔父と同じように親に切り捨てられたのだと気づかされた
そしてあかねは親からの手切れ金を剛に渡すと、親と縁を切る決意をしたあかねに剛は弁護士を紹介すると言った
そんな剛は、またいつものバーへ行くと、マスターからあかねの後輩が怪しい不動産投資話をしていたと聞き…
あかねは弁護士の勧めで会社を辞めて、夜逃げすることになった
そんなあかねにマスターは自分も剛に助けられたのだと話してくれて見送ってもらい、あかねは一生懸命バイトに励んでいた
そしてようやく銀行の不正融資が事件化すると、剛はあかねに電話をかけ…
あかねの過去がようやく明らかになりましたが、昔のあかねはちょっといい会社に入社できて天狗になっていました
悪い奴らにとってそんな状態の子は完全にカモで、あかねもカモにされかけていましたが、剛やマスターのお陰で立ち直っていました
あかねの親も地元では名士としての地位を築いていたようですが、そんな親があかねにとっては息苦しさにつながってあかねは悪いことにも手を出していました
その時の親の対応もやはりいいとは言えず、あかねに向き合っていなかったのも原因でしょう
本当に剛たちがいなければヤバかったですが、誰でも間違った道を歩もうとしてしまうことはあると思いますが、そういう時にちゃんと自分に向き合ってくれる人がいるかどうかは大事なんだと感じました
あかねにとってはこんな過去は黒歴史だとは思いますが、そんな過去をバネにして今を頑張っている姿を見ると、あかねをこれからも応援したくなりますね
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