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「きみが誰でも愛してる」 1〜3巻 ~婚約者の耀司に紹介した康介が保険金をかけられ不審死していたことを俊から聞かされウソも発覚して耀司ことを疑い始めるユキ のあらすじ・感想、無料試し読み紹介します!

『きみが誰でも愛してる』1〜3巻を読んだあらすじや感想をまとめてみました

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「きみが誰でも愛してる」の簡単なあらすじと感想

1巻 突然職場に現れた俊から話を聞いて婚約者の耀司のことを疑い始めるユキ

32歳の派遣社員、ユキは受付の仕事をしていたとき、同じ派遣社員の遊佐に「彼氏はいるのか」と聞かれ、「いる」と答えた。

その瞬間、胸の奥に微かな不安が広がった。

自分の答えが本当に正しいのか、疑念が湧いたが、顔には出さずに微笑んでみせた。

ユキが家に帰って部屋を片付けていると、婚約者の耀司が訪ねてきた。

彼の顔を見ると、ユキの心は少しほっとした。耀司といると、未来への期待と共に小さな不安がよぎる。

しかし、彼が自分を選んでくれたという喜びが不安を上回るのだ。

ユキと耀司はマッチングアプリで知り合い、今では婚約中だ。

二人は親密な時間を過ごし、その後ユキは父親に耀司を紹介したいと提案したが、耀司は何やら様子が怪しかった。

その曖昧な反応に、ユキの心に影が差すのを感じた。

どうしてそんなに焦っているんだ?と耀司が言ったとき、ユキは答えに詰まった。

結婚を急ぐ理由をうまく説明できない自分がもどかしかった。

耀司は共同経営者が逃げてしまったと話し、ユキに支援者をマッチングアプリで探してほしいと頼んできた。

その時、ユキは耀司の言葉の裏に隠された弱さを感じ取った。

彼もまた不安を抱えているのだと気付いたのだ。

ユキの母親は既に亡くなり、父親も病気の後遺症を抱えている。

父親はユキの結婚を心待ちにしており、ユキは耀司との結婚を急ぎたい気持ちだった。

父親の期待を背負いながら、ユキは自分の選択に対する責任の重さを痛感していた。

そんなユキは、昔家族でカレーを食べた思い出の店に行ってみることにした。

しかし、店は改装中で、店主のおばさんが中を見せてくれた。

ユキが店に入ると、なぜか黒い山羊のステンドグラスが目に入った。

その不気味な模様に、ユキは何か胸騒ぎを覚えたが、理由はわからなかった。

店主の薫に連絡先を教えたユキは、その後仕事に戻った。

職場に戻ると、俊と名乗るイケメンの男が現れた。

俊はなぜかユキを知っている様子で、ユキの仕事が終わるのを待ってカフェに誘った。

俊と話している間、ユキは不思議な安心感を覚えたが、その安心感の源がどこから来るのか分からず、むしろそれが不気味に思えた。

俊はユキに「実は初対面だ」と明かし、スマホでユキが去年耀司に紹介した康介の写真を見せた。

俊は康介の弟で、康介が不自然に死んだことを話し始めた。

康介には多額の保険金がかけられ、その妻・宏海が失踪したという話を聞いても、ユキは信じることができなかった。

その話があまりにも現実離れしていて、理解が追いつかなかったからだ。

その後、ユキは耀司にこのことを報告したが、耀司の反応は予想以上に冷たく、ユキは自分が何か誤ったことをしたのではないかという不安に襲われた。

しかし俊は再び職場にやってきて、耀司について調べていること、そして耀司が経営しているという塾の場所をユキに教えた。

その時の俊の真剣な表情に、ユキは心の奥で何かが揺らぐのを感じた。

ユキがその場所に行ってみると、塾など存在しなかった。

その瞬間、ユキの胸に冷たい恐怖が走った。

自分が信じていたものが虚構だったという衝撃に、足元が崩れ落ちるような感覚に襲われた。

ユキは俊のことを怪しく思いつつも、そのことを耀司に話してみた。

すると耀司は、ユキに俊と一緒に宏海を探すよう、険しい表情で宏海の写真を渡しながら頼んできた。

その表情に、ユキは耀司の中に隠された一面を垣間見たような気がした。

ユキはひとまず俊と手を組むことにし、派遣会社へ行くと、受付の仕事の更新が差し止められていた。

その知らせを受けた瞬間、ユキの心は深い絶望感に包まれた。

何かが自分の人生から崩れ落ちていくような感覚だった。

覚悟を決めたユキは、俊と共に宏海と写っていたしずくに話を聞きに行くが、しずくは「知らない」と一点張りだった。

しずくの目には恐怖の色が浮かんでおり、その様子からユキは何か重大なことが隠されていると直感した。

二人はしずくが通っているシークレットパーティーに潜入し、しずくは渋々知っていることを話し始めた。

その時、怪しげな男たちが入っていく部屋にユキが忍び込み、何かのリストを見ていると、飯田という男が声をかけてきた。

突然の声にユキは心臓が止まりそうになったが、飯田はなぜかユキのことを知っている様子だった。

その視線に、ユキは背筋が寒くなるのを感じた。

耀司がいきなり電話をかけてきて、パーティーのことなどを知っている素振りを見せたため、ユキは俊の家の近くまで逃げることにした。

しかし、怪しい男が後をつけてきており、俊が助けてくれた。その瞬間、ユキは俊の腕の中でほっと息をついた。

自分のせいで周囲の人々が巻き込まれているという罪悪感が押し寄せ、ユキは俊に頼るしかないと感じた。

ユキが耀司に電話で色々と聞き出そうとしていると、父親からビデオ電話がかかってきた。

父親はなぜか喜んでいる様子で、その隣にはなんと…。

いやあ、ユキの物語、どんどん引き込まれていく感じですよね。
最初は普通の派遣社員としての生活から始まったのに、どんどんミステリーの深みにハマっていく展開には、まるで自分がその場にいるような感覚になりました。
特に、耀司の行動がどんどん怪しくなっていくところとか、俊の突然の登場も含めて、これは本当に誰を信じればいいのかって考えちゃいますよね。

あと、黒い山羊のステンドグラスとか、シークレットパーティーとか、細かいところに何か秘密が隠されているんじゃないかって思わずにはいられないです。
ユキが真実にたどり着くために、一体何を犠牲にしなきゃいけないのか、それを想像するとちょっと切なくもあります。

でも、その一方でユキの強さが感じられるんです。彼女は怖くても立ち止まらないし、少しずつでも真実に近づこうとしている。
その姿には応援したくなります。今後の展開としては、やっぱり耀司の本当の意図が明らかになる瞬間が見逃せないですよね。
俊がどうやってユキを助けるのか、そして父親の隣にいた謎の人物が誰なのか、これからがますます楽しみです
。一緒にこの物語の先を追いかけていきましょう!

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2巻 康介の部屋で宏基の手紙の内容を見てショックを受けてしまうユキ

愕然としたユキは、部屋にやってきた耀司に対して支配されているような感覚を覚えた。

耀司の存在感があまりにも強く、自分が小さく弱い存在に思えてしまう。

彼の視線に捕らえられるたび、息が詰まるような重圧がユキを包み込んでいた。

耀司がなぜ自分に執着するのか分からないまま、ユキは俊と会った。

俊が顔を近づけてユキの傷を心配すると、その優しさに胸が温かくなったが、同時に心が揺さぶられるのを感じた。

彼の息遣いが近くで感じられると、ユキの心臓は早鐘のように鳴り、自分の感情が制御できなくなりそうだった。

宏海や康介のことを俊と話して別れた後、ユキは車に乗っている飯田を見つけて声をかけた。

だが、飯田はなぜか「ユキは演技をしている」と言い始めた。

その言葉にユキは動揺し、自分が何か隠しているのか、あるいは自分の本質が揺らいでいるのかという疑念が胸に広がった。

自分が何者なのかと悩んでいる頃、俊はユキが以前訪れた店で店主の薫と話していた。

俊が「ユキは犯人じゃなかった」と語るその言葉には確信が感じられたが、薫は意味深にアガサ・クリスティの小説を引き合いに出し、「犯人は…」と静かに語った。

その言葉が俊にどんな影響を与えるのか、ユキには知る由もなかった。

ユキは俊の知人である宏基を耀司に紹介したが、飯田の言葉がどうしても頭から離れなかった。

自分の感情や出来事を整理するために、ユキは日記をつけることにした。

自身を見つめ直すことで、少しでも答えが見つかればと願っていた。

俊と一緒に康介の部屋を訪れたユキは、古びたアルバムを見つけた。

その中の写真を見つめながら、俊は母親が再婚したことで康介とは血のつながりがないことを打ち明けた。

その言葉を聞いたとき、俊の表情にわずかな寂しさが見え、ユキは彼の過去に触れたような気がした。

俊がユキの家族について尋ねると、ユキの脳裏に過去の記憶が突然蘇った。

それは曖昧でぼやけた記憶だったが、感情は鮮明だった。

胸が痛み、思わず意外な言葉を口にしてしまった。

その言葉が俊を驚かせたことは、彼の表情からも明らかだった。

ユキは俊を突き放すようにして立ち去った。

部屋に戻り、机の引き出しから見つけた従兄弟の手紙を開くと、その内容に深いショックを受けた。

過去の出来事が思い出され、俊のことをもっと知りたいという気持ちが一層強くなった。

そこでユキは従兄弟の宏基に会う決心をした。

宏基は「俊たちが家に入ってから不審な死が続いている」と語り、その言葉には疑念と恐怖が混じっていた。

ユキも宏基の言葉に不安を感じ、何かが隠されていると直感した。

宏基と別れた後、ユキは一人で街を歩きながら「俊に話さないと」と考えた。

しかし、心の中ではそれを否定する声が響き続けていた。

自分の中にある矛盾した感情が彼女を惑わせ、どうすればいいのか分からなくなっていた。

遊佐には耀司のことで心が揺れていることを見抜かれた。

遊佐の言葉に、ユキは急に昔のつらい記憶を思い出し、胸が締め付けられるような感覚に襲われた。

勢いに駆られて俊に会いに向かったユキは、彼の顔を見ると、抑えられない感情が込み上げてきて、なぜか自分から俊にキスしてしまった。

その瞬間、自分の中で何かが壊れたように感じたが、同時に心の奥底で求めていたものが満たされた気がした。

その頃、宏基は危険な状況に巻き込まれていた。

彼の身に何が起こっているのか、ユキには分からなかったが、不安な気持ちが彼女を覆った。

俊は自分のことを明かしてくれたが、ユキは自分の過去の記憶をどうして忘れてしまっていたのかを考え続けていた。

その時、宏基からの着信に気づき、胸騒ぎがした。

俊は宏海の行方を追っていたが、ユキも俊も宏基のことが気になり、伯母に確認したところ、宏基が危険な状況にいることが判明した。

心配と焦りが交錯する中、ユキは宏基の無事を祈りながら病室に駆けつけた。

病室で弱々しく話す宏基は、「襲った奴らに何かを脅された」とつぶやいた。

その言葉は曖昧だったが、そこに込められた恐怖は痛いほど伝わってきた。

ユキは耀司に「康介の死について警察に話す」と強く言った。

その瞬間、耀司の表情が変わり、ユキの顔にライターを近づけ、静かに、しかし恐ろしいほど冷たい声で、ユキと出会った時にユキが言った危険な言葉を囁いた。

ユキの体は硬直し、その瞬間、彼女は自分が深く危険な世界に足を踏み入れてしまったことを実感した。

いやぁ、このユキの物語、読めば読むほど心に響いてくるよね。
最初はただの派遣社員で、日常的な悩みを抱えていたユキが、どんどん危険で不安定な世界に巻き込まれていく姿は、本当に手に汗握る展開だったよ。
特に耀司の存在が、ユキにとって支配的で怖いんだけど、それでも彼から離れられないという心理描写がすごくリアルで、共感しちゃった部分もあったな。

俊が登場してからのユキの心の揺れ動きも見逃せないよね。
耀司と俊という対照的な存在が、ユキの中で交差して、彼女の感情を複雑にしているのがよく伝わってくる。
彼女がどちらを信じ、どう行動していくのか、まさに今が大事な分岐点なんじゃないかって感じるんだ。

それに、宏基が巻き込まれた状況や、ユキが自分の過去の記憶に向き合わなければならないという部分も、物語に深みを与えていて、目が離せない。
これからユキがどうやって真実に辿り着き、どんな選択をしていくのか、本当に気になるところ。
一緒にこの先の展開を追いかけて、ユキの行く末を見届けたいね。

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3巻 殺されそうになっていた俊のいる工場跡に現れるユキ

俊は病院に駆けつけたが、大怪我を負っていた宏基は警察に話さないようにと彼を口止めした。

そんな宏基にユキがファイルを共有したが、パスワードが分からず中身を見ることができなかった。

一方、ユキは必死にデータをクラウドにアップロードしていたが、耀司に捕まってしまった。

俊は、ユキが無断で職場を欠勤していると知り、何かあったのではないかと不安になった。

さらに、ユキが会社を辞めたことを知り、あとはファイルの内容が鍵だと思っていた。

しばらくして、パスワードに気づき、ファイルの音声を再生すると、そこには耀司の声が…。

飯田は「最初の人物が捕まった」と聞き、なぜかユキが監禁されている部屋に現れた。

ユキは、自分がなぜ耀司に監禁されていたのか飯田に話し、俊がいる場所へ連れて行ってほしいと交換条件を提示した。

その頃、耀司に捕まっていた俊は、耀司からユキの日記を見せられ、その直後にナイフを持った男に襲われ始めた。

耀司はその光景を見ながら、自分の計画を俊に暴露していたが、その時、ユキが現れた。

ユキと俊は逃げる途中で警察に声をかけられたが、俊は警察に真実を話すのを止めてしまった。

その後、二人はホテルに行き、俊は耀司の陰謀についてユキに話した。

は、自分に似た誰かがいるという話を聞いたが、俊がまだ音声ファイルを最後まで聞いていないことに気づいた。

翌日、ユキは母親の死因を知るために父親のもとを訪れ、母親の最期について尋ねたが、父親はユキが母親の延命や蘇生を…。

ユキは髪を切って俊の前に現れ、自分がどんな人間であったか、そして俊に対する想いを伝えた。

その時、彼らがいた工場跡で、ナイフを持っていた男が関わる事件のニュースが流れ始めた。

二人は耀司に利用されていた宏海に会いに向かった。

宏海は「康介を紹介されただけだ」と話し、康介が最後にユキの「コピー」と話していたことを明かした。

その後、俊は宏基の容態が悪化したことを聞き、急いで病院へ向かった。

ユキは耀司が康介を始末した理由に気づき、俊にもう一度康介の部屋に連れて行ってもらうため、病院へ向かうと、俊は宏基の母親にキレれていた。

俊はキレられるのも仕方ないと受け止め、ユキもまた、自分が母親の最期のことから逃げていたことを話した。

そして、ユキは自分の気持ちを俊に打ち明け、二人はその夜、激しく愛し合った。

その頃、負傷していた耀司は、手下に動きを止められながらも、「そろそろ仕上げだ…」と呟いていた。

この物語、展開がどんどん緊迫していって、読んでいて本当にハラハラするよね。
特にユキがどんどん追い詰められていく様子がリアルで、感情移入しちゃう。
ユキは耀司に支配されながらも、俊との関係で少しずつ変わっていくんだけど、その間にある緊張感がすごいんだよ。
特に最後、ユキが自分の気持ちを俊に打ち明けるシーンは、二人の関係が深まっていく瞬間で、ついに彼女も自分の本音をさらけ出したって感じ。
けど、その後の展開がどうなるのか、まだまだ気になるところが多い。

耀司はまだ何か大きな計画を持っているみたいだし、彼の「仕上げ」って一体何なのか、すごく不安だよね。
ユキと俊が一緒に戦っていくのか、それともさらに別の罠に嵌められるのか、今後の展開がどう進むか全く読めない。
個人的には、ユキが耀司に立ち向かう強さを見せてほしいと思うけど、どうなるんだろうね。
とにかく、二人がどんな風に耀司の企みを暴いていくのか、そしてユキの過去や「コピー」の謎がどう絡んでくるのか、今後の展開が楽しみで仕方ないよ!

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