『夢なし先生の進路指導』1〜40巻を読んだあらすじや感想をまとめてみました
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「夢なし先生の進路指導」の簡単なあらすじと感想
主役のナマ声を聞いて呆然としてしまい枕を求められて逃げてしまうこずえ
おせっかいやきで正義感の強いこずえは声優を目指していたが、元はキャリアコンサルタントをしていた夢なし先生と呼ばれている高梨に進路指導のことで呼び出された
高梨はこずえに声優専門学校志望だということを確認すると、人気事務所の倍率はスゴくて養成所では生徒を喰いモノにしているというと、夢は人を殺すこともあると言った
それでもこずえは志望を変えずに卒業することになったが、卒業式で高梨はピアノを突然弾き始め…
養成所の生徒となったこずえはハードなレッスンを受けつつも、事務所のオーディションを受け始めた
中堅の事務所に入ることができたこずえだったが、最初の仕事では何度もリテイクになってしまった
そんなこずえは、主役の樺沢のナマ声を聞くことができたが、呆然としてしまい…
音響監督にラブホに連れ込まれそうになったこずえは逃げてしまったが、なんと紹介されるハズだった役の子が枕で大成功してしまった
そんな中でこずえには高校の同窓会の連絡が届いたが、それには顔を出さなかったこずえはとうとう枕を…
年齢的なこともあって仕事の質も下がってしまったこずえは、とうとう事務所を辞めてしまい別の人気事務所に入るためのお金を貯めるためにガールズバーで働いていた
しかしお金は全く足りず、このままだとヘルス嬢に堕ちてしまうので、絶望していたこずえの前になんと高梨が…
枕をしたことや声優を目指すきっかけのことなどを高梨に話したこずえに、高梨は自分が夢を諦めたことを話し始めた
高梨はキャリア教育のことを話すと、捨てるものと維持するものを決めるようにアドバイスし…
高梨の言った一言で何かが頭に浮かんだこずえは、捨てるものと維持するモノが見えた
それでこずえは、法律事務所へインターンに行っていた弟に…
こずえは声優を目指していましたが、そんなこずえに教師の高梨は本当にそれでいいのかと言っていました
確かに声優で成功するのは大変難しそうでしたが、誰かが目指さないと誰もいなくなってしまうというのも確かです
こずえは自分の意見を通して養成所に入りましたが、一流の先輩声優のナマ声を聞いて呆然としてしまいました
それだけならまだしも、運悪くこずえは枕を要求されて、それを拒んだことで他の子が枕で成功してしまったので道を誤ってしまいました
そのまま声優として頑張って成功したかは分かりませんが、汚い手を使って一時の成功を収めても、それもほとんどの場合は上手くいかないでしょう
結局、枕までやってしまってもドン底人生を歩んでいたこずえの前に、高梨は現れこずえは違う道が見えたようです
人生は長いですのでどうしても一時ドン底な状況に落ちてしまうこともあるはずですが、そんな状況から抜け出せるかどうかはやはり周りの人のアドバイスだったりします
そんな自分のことを親身になって考えてくれる人がいるかどうかで、やはり人の人生は大きく変わっていくのだと感じましたね
飛び込み事故で電車を運転できなくなってしまった伏見
伏見は小さい頃から電車の運転士になることを夢見ていたが、高梨に呼び出された
伏見は大手の鉄道会社に就職を希望していたが、それは父親の意向でもあった
第2志望の鉄道会社に就職することができた伏見は、鉄道会社で順調に仕事を続け、ついに夢だった運転士になることができた
しかしある日、いつものように電車を運転していた伏見だったが、ある駅で伏見の運転していた電車に人が飛び込んできて…
それで精神を病んでしまった伏見はオーバーランしてしまい、乗務停止処分となってしまった
精神状態は戻らず、乗務に戻りたくても戻れなくなってしまった伏見だったが、そこで高梨に再会し…
伏見は高梨にどうして運転士になろうと夢見るようになった経緯を話すと、高梨は伏見に今の伏見は理想と現実の自己イメージが一致していないと教えた
そして自己を見直すように言った高梨は、伏見に何かを諦めるのも…
伏見は帰宅すると、父親は辞めると言い出した伏見に、勝手に就職先を決めようとシ始めた
そんな父親に、伏見は…
伏見は子どもの頃から憧れていた電車の運転士になることができましたが、ある日起きてしまった飛び込み事故で運転できなくなってしまいました
伏見は確かに運転士になろうとはしていましたが、大手の鉄道会社に就職することは父親の意向でした
どうしても子どもの進学や就職には、学費を払ってくれている親の意向が働いてしまいますが、やはりあまり子どもの希望を無視してしまっても、働くのは子どもなので行き詰まってしまうことがあるでしょう
そのために家族で話し合ったり教師とも面談などを通じて、本当にその進路でいいのか話し合わないといけませんが、どうしても子どもは親に養われている立場でもあるので、場合によっては自分の意見を言えない場合もあるでしょうね
高梨は言い方はぶっきらぼうですが、ちゃんと生徒にその進路でいいのか訊ねて考えさせようとしていますが、伏見の父親は明らかに一方的な言い方でした
高梨も言い方をもっと柔らかくして話せば、生徒も受け入れやすいのにとは思ってしまいますが、やはり相手の意見を尊重するという姿勢も重要でしょう
でも伏見も父親にようやく自分の意見を言えるようになって、伏見の性格に合った職場で働けるようになったみたいだったのでよかったですね
アイドルを目指してメン地下事務所に入るもライブのレベルの低さに愕然としてしまう夏野
高梨は教頭の桐ヶ谷から呼び出され、夏野の希望進路に否定的なことを言ったと注意されてしまった
そんな桐ヶ谷に現実を教えるのが自分たちの役割だと答えた高梨だったが、アイドルを目指していた夏野を進路指導に呼んだ
高梨は厳しいアイドル業界のことを夏野に話し始めたが、夏野は…
メン地下の事務所にアッサリ採用された夏野は、高校を卒業するとレッスンに励んでいた
そんな夏野はライブを観に来るように誘われたが、観に行くと学園祭レベルで夏野は愕然としてしまった
こんなのは通過点だと思いつつ、夏野は駅前でビラ配りをしていたが、そんな夏野が声をかけた一人の女の子は…
夏野はデビューライブで緊張してしまったが、ライブが終わるとあの女の子のリホも来てくれていた
リホはそれからもライブに来てくれたが、元ホストのヒサノリは色恋かけて一人で稼ぎまくっていた
それでもダンスの練習に励んでいた夏野だったが、そんな夏野にヒサノリはそんなのはメン地下に求めていないと…
リホは夏野が自分から遠くなってきていると感じていたが、他の子みたいに押しのためにパパ活なんてと思っていた
しかし夏野がチサトと繋がっていると気づいてしまったリホは、ついにパパ活に手を出し…
高梨は教師の丸岡と夏野のライブに行くと、会場にはリホも来ていた
リホは夏野とのチェキのために、パパに体まで許してしまっていて、パパからはライブ後も誘われていた
ライブ後に丸岡が夏野のことを高梨に話していたが、リホがパパと偶然通りかかったので、高梨は二人にとんでもないことを訊ね始め…
リホは高梨に言われたことは気にはなっていたが、それでもパパ活をやめることができずに続けてしまっていた
夏野もその時に少し感情的になってしまったが、それはやはり夏野が自分の教え子で、リホもその犠牲に…
夏野はアイドルを目指してメン地下の事務所に入りましたが、あまりのレベルの低さに愕然としていました
その上に一番稼いでいた元ホストのヒサノリは色恋テクで稼いでいたので、最初はダンスのレッスンも熱心にやっていた夏野は、だんだん色恋テクにハマり始めています
恐らく高梨が恐れていたのもまさにそのことで、結局身近な環境に染まって色恋や目先のお金のために、小手先のテクにハマってしまってしまうことを危惧していたのでしょう
夏野はチェキを買ってくれる子を優先することで、最初のファンになってくれたリホをパパ活に走られてしまっていますが、こういうマ真面目な性格の子をヘンな方向に走らせてしまったら、その内恨みに変わって刺されたりしないか心配です
どう見ても夏野は始めの頃のアイドルへの憧れよりも、目先の稼ぎのほうに目が行ってしまっています
どんどん表情もダークな感じになってきていますが、リホもパパ活に走ってまで夏野に入れ込んでしまっていますが、夏野に裏切られたと思い始めたらヤバいことになりそうなので、どんな結末が待っているのかとても心配ですね
ピアノを弾きながら自分の暗い過去を思い出す高梨
高梨は家でかき氷を食べた後で、同じマンションの男の子にキーホルダーをあげて図書館や買い物に出かけた
そこでおねだりして母親に叱られる男の子を見た高梨は、帰宅してピアノを弾きながら自分の暗い過去を思い出してしまった
そこにキーホルダーをくれた男の子がカレーを一緒に食べようと誘ってきたのお邪魔すると、男の子は自分が野球で活躍しなかったから父親は怒っていると愚痴り始めた
そんな男の子に高梨は、父親が怒っているならカレーの味は…
まだヒサノリに勝てないでいた夏野は、リホにもっとポイントを貯めて一日遊びに行こうとけしかけた
それでリホは援交に励んでいたが、それでも目標ポイントには間に合いそうになかったので、とうとうデリに…
夏野はヒサノリが女の子に大人のおもちゃまで売りつけていると知って、自分は他の子とカラオケで歌いながら、ふと高梨の言葉を思い出してこのままでいいのかと思ってしまった
リホはどうしてもポイントを買うお金が足りずに、他の子のバッグに手を伸ばし、それから夏野と…
夏野はリホにヒモになって欲しいと言われても、なんとか誤魔化してリホと一日遊んであげた
それからリホは昼間の仕事を辞めて援交に励んでいたが、リホは掲示板とかでもヤバかったので、運営はリホを出禁にすると決めてしまった
それでもリホを切れなかった夏野は、とうとうリホの部屋に行きヤってしまい…
それからリホと付き合い始めた夏野だったが、リホはアイドルをヤメロとしつこくいうようになっていた
夏野は他の子とも枕をしていたが、しつこくなるとブロックしていたので、掲示板にヤバい写真を晒されてしまい…
それでリホは夏野の部屋にやってきてそのことを責め始めると、つい夏野はリホを突き飛ばして顔にキズつけてしまった
それで包丁を持ってしまったリホと揉み合いになると、その包丁が夏野に…
意識が朦朧としてきた夏野は、幼い頃の母親との記憶を思い出していた
するとそこになんと高梨が…
高梨の適切な処置のおかげで夏野は一命を取り留め、そんな夏野の病室に高梨はサイン用紙を持って現れた
高梨は夏野は状況に流されてこんなことになってしまったのだというと、夏野はどうして自分がアイドルを目指そうとした理由を話した
そしてこれからどうしたらいいのか分からないという夏野に、高梨は後戻りも出来るというと何かを…
夏野は地下アイドルになった頃は、まだレッスンなどに励んでいましたが、結局、ホスト崩れのヒサノリに対抗意識を燃やすようになって、リホを風俗に堕として酷い目に遭ってしまいました
リホもかなり精神的に病んでいましたが、それだけ夏野に本気だったとも言えるので、やっぱり可哀想な面もありました
夏野は根は真面目なので、リホを追い込んだことは後悔しているみたいなので、どうしていいのか分からないでいるようです
確かにそういう反省は絶対に必要ですが、夏野はまだ若いのでこれから長い人生を歩まなければいけません
そんな夏野に高梨はある提案をしているようですが、夏野がそれをどう受け止めるのかが気になってしまいますね
教頭の桐ヶ谷に過去のことに捕らわれるなと言われてしまう高梨
刑務所に入っていたリホに、高梨が依頼してこずえがこれからのことを話に面会にやってきていた
その頃、夏野は就職活動をしていたが、まともな職歴などもなくウーバーで生活費を稼いでいた
そんな夏野に、地下アイドル時代の仲間のトモキが声をかけてきたが、その頃学校では高梨は教頭の桐ヶ谷に過去のことに捕らわれるなと言われていて…
夏野はトモキに何か怪しげな仕事を紹介すると言われていたが、夏野は高梨の言葉を思い出しながらトモキに…
昌広は2年生になってもまだやりたいことが見つかっていなかった
好きだった野球も弟に抜かれてしまい、姉は学業では優秀だったが仕事で精神を病んでしまっていた
周りは結構やることが見つかっていて、焦りを感じていた昌広は高梨の進路指導でもよく考えるように言われてしまった
そんな昌広は、夜中にバッティングセンターに行っていると、不良たちに絡まれてしまったが、そこに現れた高梨のおかげで助かった
そこで昌広は高梨にやりたいことがないと相談してみると、なぜか高梨は昌広に本屋へ行くようにアドバイスし…
しばらくすると昌広はある分野の本が目に留まるようになり、両親も自分のことを気にかけてくれていることを知って、ようやく進路を決めることができた
自分の夢には気をつけるように言った高梨に、昌広は…
夏野はリホに刺されて、ようやく目が覚めたようです
リホには酷いことをしていたので、夏野はこれからしばらくは苦しい生活を強いられるとは思いますが、元仲間からヤバげなことを紹介すると誘われても断っていたので、もう大丈夫な感じでした
夏野と同級生だった昌広は、周囲がやりたい夢に向かっているのに、自分がそんなことがなくて悩んでいました
でもその頃の子なら、同じような悩みを抱えているのは普通だと思いますし、夏野たちのように急ぎすぎてヤバいことに手を出したりしたら大変なことになってしまいます
昌広は高梨に相談して、高梨のアドバイスのおかげで自分が進むべき方向性が見えてきたようです
意外と学校の教師も、進学率を気にしてその子の本当にやりたいことを見つけることを、手伝ってくれないことも多いでしょう
でもこの頃に決めたことは、その子の一生に大きな影響を与えることにもなるので、やはり高梨のようにちゃんと生徒のことを考えてくれる教師が増えて欲しいですね
他の保育士が園児にヤバい行為をしているのを目撃してしまう百華
百華は幼い頃から子どもが好きで、ずっと保育士になりたいと思っていた
それで当然進路は保育系の大学希望で、進路指導で高梨から保育士の労働環境が酷いと言われても、百華の決心は揺らぐことはなかった
しかし大学に入って保育士になるため勉強していた百華だったが、彼氏とのセックスで避妊に失敗し…
学生でデキ婚した百華だったが、子どもが生まれて保育園も決まったこともあり、保育園で働くことになった
保育士として働き始めた百華は、育児経験もあり子どもの扱いにも慣れていて、他の保育士からも褒められやれそうだと思っていた
そんな百華は、保育士の戸塚が園児にヤバいことをしているのを目撃してしまい…
それからも戸塚の行為が気になっていた百華だったが、ある日余裕がない状態で働いていると、ある園児に腕を噛まれてしまった
それで急に百華は園児たちのことが可愛いと思えなくなってしまい…
それからは戸塚の行為も気にならなくなってしまった百華は、ある日つい園児にキツい言葉を言ってしまった
するとその園児たちは大人しくなったこともあって、それから百華は保育園でも家でも子どもに怒鳴るようになってしまった
そしてついに百華は、ご飯を食べようとしない娘のメイに手を…
家を飛び出し公園で絶望していた百華だったが、そこに高梨が現れたので余裕がなくなって不適切保育をしてしまったことを話した
すると高梨はどんな保育士になりたかったのか訊ねると、百華にはもうキャリア・アダプタビリティが備わっていると…
百華は高梨の話を聞いて、尊敬していた保育士に会いに行くと、自信を持っていいと言ってもらった
それで百華は高梨に責任をちゃんと取ると電話すると、全てを…
百華は憧れていた保育士に子どもを出産してからなろうとしましたが、ハズレの保育園を引いてしまったようです
子どもは一人を育てるだけでも大変なので、本当に保育士の人の仕事は大変なんだろうと思いました
だからと言っても戸塚のように子どもに威圧的な態度を取ったりするのは間違いで、そんなことをされた子どもは、将来が暗いものとなってしまいます
百華もそんな戸塚の行動に染まりつつありましたが、なりきることはありませんでした
高梨がもし現れていなかったら、もしかしたら百華は保育士を辞めて家庭も崩壊していた可能性があるでしょう
でも高梨のアドバイスもあり、百華は決意して立派な保育士になりつつあるみたいで安心できましたね
奨励会でプロ棋士を目指していた宇野
宇野は将棋の奨励会にも入っていて、電車で登校している時も将棋のことばかり考えているような生徒だった
しかし高梨は棋士の世界は厳しい世界なのだと話していると、そこに教頭の桐ヶ谷がやってきて宇野や弟がプロ棋士になったら学校の知名度も上がるとほざき始めた
そして桐ヶ谷は高梨に、進路指導を…
宇野は高梨に 今期で昇段したら進学しないと言っていたが、 今のところ 対戦は順調だった
そんな宇野は弟と神社にお参りに行くと、 そこには高梨もお参りに来ていて、宇野の弟は高梨に気味に宇野の夢を否定するなと言い始めた
宇野の弟は自分たちは絶対プロ騎士になると言って去っていったが、高梨にもかつて宇野のように将来を期待された過去があり…
宇野たちの父親は将棋を残して家から去ってしまい、宇野は小さい頃に態度のデカいおっさんに負けて、それをバネに強くなっていた
それで今のところ宇野は順調に勝利を重ねていたので、高梨に桐ヶ谷は嫌味なことを言ってきて…
宇野は師匠の宍戸に昇段のお祝いをしてもらっていたが、先輩の西尾に初戦の相手の古谷の棋譜を見せてもらって、宇野はそれほど強い相手だとは思っていなかった
しかしいざ対戦会場へやってくると、やはり凄い張り詰めた雰囲気で、、いざ宇野は対局を始めると頭が全く回らなくなり…
連敗してしまった宇野のことを宍戸たちは心配していたが、対局を終えて帰っていた宇野は将棋が…
宇野は一勝はあげることができたが、大きく負け越していた
海斗や西尾は対戦相手がよく宇野を研究しているからだと言って、自分の将棋を曲げるように言っても、宇野は聞き入れなかった
そして宇野は高梨に進路のことで話があると言ってきて、なんと高梨に何かを提出して将棋以外を全部…
母親も学校へやってきたが、もう母親も宇野の覚悟を受け入れていた
そんな母親と学校を去ろうとしていた宇野に、高梨は伝えたいことがあるというと、自分も昔は宇野と同じような時があったと話し始めた
そして夢は人を…
宇野は将棋の奨励会に入ってプロ棋士を目指していますが、三段に入ってから負け越している状況で、人生を大きく左右する決断をしています
確かにプロ棋士などの世界を目指そうとすると、生半可な覚悟ではなれない世界だと思いますが、高梨の言っているようにその夢が潰えてしまった時がやはり怖いですね
確かに一握りの人はそういうプロの世界で成功を収めている人がいますが、それとは比べ物にならないほどの人が夢が破れてその世界から去っているのも事実です
宇野がこれから将棋の世界でどうなっていくのかはまだ分かりませんが、師匠の宍戸もどうやら宇野に危うさを感じているみたいなので、周囲の人も宇野の危うさに気づいている感じです
宇野は結果で示そうとして頑張っていますが、それがこの後どのような結果につながっていくのかがとても気になってしまいますね
学校を退学して将棋に打ち込む宇野
学校を退学した宇野は、それから過去の名人たちの対局を研究し始めていたが、それでもまだ負けが続いていた
しかし戦法を変えた宇野は、それから勝ちが続くようになり、対戦相手も別人のように見えるようになっていた
それで一期目は勝ち越しで終わることができた宇野は、宍戸たちもプロ入りもできるかもと期待していたが…
宇野は勝ち越してはいたが、やはり昇段は簡単にとはいかない様相だった
宇野たちは正月に初詣に行くと、そこにずっと宇野に絡んできていた猪熊が声をかけてきた
猪熊も結構昇段争いに絡んできていて、宇野の戦法もかなり研究している感じだった
残りの対局もあとわずかになり、宇野と猪熊は自力での昇段の可能性が残っている状態で、対局することになった
猪熊戦もなんとか勝てた宇野は、負けられない状態で最終局を迎え…
高梨は宇野のクラスメートたちが卒業式の後で、夢は執着する必要なんてないと力説していた
宇野は2期抜け出来ずに3期でもバッチリ対策されてしまい、黒星続きだった
不貞腐れていた宇野に弟の海斗にキレつつ、もっと…
それから宇野は、対戦相手の研究をして自分の戦法まで変えて戦うようになったので勝ちも増えてきていたが、師匠の宍戸はそんな宇野の変わりぶりに他の弟子とは違った評価をしていた
宇野は自宅でご飯を食べていると、母親が宇野が子どもの頃に大会で勝った時のことを話し始めた
すると宇野は、暗い表情でなぜか涙を流し始め…
高梨はまた生徒にキツいことを言って泣かせてしまったので、丸岡はどうしてそこまで言うのかと思っていると、そこに教師の田尻が現れ高梨が学校に着任したての頃のことを教えてくれた
その頃、高梨はある人物のお墓の前で、誰かにキレられていた
そこに現れた丸岡に、高梨は自分の過ちを…
学校に着任したばかりの高梨は、陽聖の演奏を聞いて音大に行くように勧め始めた
陽聖の父親は自分の会社を継がせるつもりだったが、条件として国立の音大に一発合格することを条件にした
それからも高梨は陽聖を全力でサポートしていたが、ついに合格発表の日に陽聖から報告の電話が入り…
宇野は高校を中退してまで将棋の世界で頑張っていましたが、高梨が危惧していた通りに自分の理想とプロへの道での現実のギャップに苦しんでいます
自分の趣味でやっているだけのことであれば、自分の思い通りにできますが、相手がいてそのことで稼いで生活していくには、自分の思い通りにとはなかなかいかないことも多いのが現実でしょう
高梨は今は現実を見ずに夢を追いかけようとする生徒に、いつもキツいことを言っていますが、それにはやはり理由があったようです
高梨は丸岡に、今のようになった理由を話していますが、着任して出会った陽聖のことが原因のようです
どんなことがあったのかはこれから判明すると思いますが、やはり夢を追いかけて成功するというのはなかなか厳しいことなんだと感じましたね
コンクールに出場してプロになるように陽聖を追い詰めてしまう高梨
音楽学校に入学できた陽聖だったが、自分がやりたい理想とコンクールで要求されるものとのギャップを受け入れられないでいた
そんな陽聖に高梨はとにかくまずはプロになることを目指すように言って励まし続けていたが、コンクールに出場した陽聖の演奏は…
なかなか結果が出せない陽聖は、次第に高梨に連絡してこなくなり、高梨が部屋を訪れると完全に精神を病んでいた
高梨はすぐに医療機関に繋ぎ、それから陽聖は学校は休学していた
そんなある日、高梨は陽聖からの留守電に気づき、ヤバいことになっていると気づいて線路へ向かったが…
宇野は勝てないことから弟の海斗や家族に八つ当たりしてしまい、一人暮らしを始めるも周囲は大学や就職したりしているので、焦りで精神的に追い詰められていた
それから宇野は歳を重ねるごとに敗戦が増えていき、奨励会を退会させられてしまう26歳が近くなる頃には…
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