『死にたがりだが腹は鳴る』1〜14巻を読んだあらすじや感想をまとめてみました
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「死にたがりだが腹は鳴る」の簡単なあらすじと感想
小林に告られたことが原因で学校で誰からも相手をされなくなってしまう歩
歩は友達からモテている男子生徒の小林をどう思っているのか訊ねられ、普通の仲だと答えると、小林のことが好きなその子を応援すると言っていた
歩の家は金持ちで、父親は家政婦に栄養管理を徹底的にさせていたが、歩はこっそりとコンビニで買っていたものを食べていた
そんな歩は小林から告られ曖昧な返事をすると、友達に告られたことを隠してしまうと、小林を好きな子から水を…
そのことで吐いてしまった歩は父親からも責められてしまい、学校でも誰からも相手をされなくなってしまって公園へ来てしまった
雨まで降り出してしまったので、雨宿りのために見つけた小屋へ入ると、なんとそこに寝ている男の子が…
雷が鳴って死にたがりな男の子は飲み物を飲み始めたが、こぼしてしまったので歩はハンカチを貸してあげた
すると男の子は俵型のおにぎりをくれたが、歩が食べようとすると雷が鳴って歩がおにぎりを落としてしまった
歩は幼い頃から食事についても厳しく躾けられていたのでつい怯えてしまったが、男の子はその落ちたおにぎりを…
それから歩は友達に学校で友達に謝っても友達の態度は変わらず、父親も3者面談では歩を完全にレールの上を歩ませるつもりだった
男の子も学校で他の子からイジメられていたが、歩がハンカチを返してもらうために学校まで来たので、男の子は自分の家に連れて行った
歩のお腹が鳴ったので男の子はご飯を作ろうとし始めたので、歩が手伝うというと代わりに作ってと言われて、料理を作ったことのない歩は一瞬固まってしまい…
ご飯も満足に食べられてなさそうな男の子に歩はかわいそうだというと、男の子には過保護だと言い返されてしまった
そこに男の子の母親が帰ってきたので歩は押入れに隠れていたが、母親は男の子が勝手にご飯を食べていたのでDVを…
歩は家に帰ると、父親は歩に見合い相手の写真を見せてきた
父親から勝手に結婚して子どもを持つ話を聞かされた歩は、それから母親に夜まで帰ってくるなと言われてしまった歩に会いに行った
歩は男の子に食べ物を食べさせている間に、ついなんのために生きているのかと愚痴ってしまい…
歩は父親に黙って出かけたことを責められると、お見合いはすると答えていた
そんな歩はまた男の子と会うと、男の子は歩のためにパンを作ってきてくれた
男の子が祖父が作っていたから覚えたと話してくれると、ハンカチにどうしてそこまでこだわっているのかと訊ねてきたので、歩はあのハンカチは母親が…
歩はお金持ちの家に生まれて見た目には不自由ない生活を送っているように見えますが、実際には父親に厳しくレールの上を歩かされているので、息苦しさを感じているみたいです
誰でも高校生くらいの歳になれば、自分でこうしたいとか自分の考えを持つようになって、親から段々精神的にも独立し始めてきます
普通の親なら子どもが成長していることだと喜ぶことですが、歩の父親は歩にDVして自分の敷いたレールを歩ませようとしています
こういう親は子どもを所有物と見ていてなんでもしていいと勘違いしている典型的なクソ親ですが、過保護に育てられている歩が父親の意向に反して生きていくのは、やはり簡単にはいかないでしょう
そんな歩は学校ではちょっとした恋愛話で勘違いされてイジメが始まっていますが、いくら好きな子のことだとは言ってもあんなことをするような奴とは関わらない方がいいでしょうね
でも歩は父親もクソなので頼れず完全に精神的には孤立した状態で、公園の小屋でどうやら貧乏な家庭の男の子と出会いました
歩は男の子も酷い境遇みたいで死にたがりな言葉を言ったこともあって、つい本音が漏れてしまっています
家庭環境は全く正反対ですが精神的には同じように追い詰められている歩なので、これからこの男の子と関わりを持つことになりそうです
男の子もまだ親のことなどはよく分かっていませんが、見た感じでは親は頼れなさそうなので年上の女の子に親切にされたら、気持ちを許し始めてしまいそうです
実際に男の子はハンカチを持っているにも関わらず、歩と会うために隠していますが、このまま二人がずっと会い続けるのは難しいので、どういうことになっていくのかが気になってしまいますね
啓太に土下座までさせた父親に反抗するようになる歩
男の子は母親にご飯代をもらうどころか根性焼きを入れられてしまったが、歩とまた会うとその根性焼きのことを聞かれてしまった
それにはハッキリと答えなかった男の子は、そんな時はここに逃げ込むのだというと、歩にも逃げ場があるのか聞き返してきた
それにすぐに答えられなかった歩は、男の子に家が金持ちだから弱音は吐けないというと、母親との思い出を話し始め…
歩は男の子の家に父親が歩を連れて押しかけて土下座までさせたので、家に戻ってくると父親の言ったことに反抗するようになった
そして夜中に秘密基地にいた男の子に会いにいくと、男の子はハンカチを返しながら、返すのが…
男の子は歩とカップ麺を食べながら、祖父の家から連れ帰った母親がすぐに酷い扱いをするようになったと話すと、幸せなうちに逝くつもりだったと話してくれた
でも死んだらと男の子の話を聞いていた歩は、自分の手で男の子に…
啓太と名前を教えてもらった歩は、啓太の祖父の墓参りに行くと、母親の嘘だと判明してまだ健在だった
祖父は啓太の母親の早苗が突然電話してきて啓太とやり直しているものだと思っていたというと、祖父は早苗がああなってしまったのは自分のせいだと啓太に謝った
祖父は歩と啓太にご飯を作ってくれると、啓太に一緒に暮らすために自分と…
啓太が母親の所に戻ったのには、ある理由が隠されていたが、歩が家に戻ってくると父親はまた歩を責め始めた
そんな父親に歩は自分がしたいことをいうと、歩に料理をさせないと決めた時のことを話した
歩はそんなことを言った父親に、母親のことまで持ち出して嫌いにさせるようなことを言うなと…
歩の父親にも今の歩と同じような感情を持った時があったが、それでも自分の父親の敷いたレールの上のおかげで今の自分があると思い込んでいた
歩は父親の命令に従うフリをしばらくしていたが、また秘密基地へ啓太に会いに行くと、啓太はヤバい状態で…
こっそり歩に連絡先を渡していた祖父が歩に啓太の状態を話していると、そこに早苗が現れ…
歩の父親は、自分が親の敷いたレールの上を歩かされたおかげで、今のような裕福な生活が送れているので歩にも歩ませようとしていました
父親が今の生活で満足しているのはそれはそれでいいですが、それだからと言って歩にも同じようにさせようとするのは、歩の人格を否定しているのに等しい行為です
でも親の中には歩の父親のような考えを持っている人は多いと思いますが、子どもは親の所有物ではないので、小さい頃ならまだ色々と親が決めてあげないといけないこともありますが、成長してきたら子どもの意見もちゃんと尊重すべきでしょう
歩をここまで過保護に育てようとしているのは、歩が幼い頃のこともあったみたいですが、その頃と今の歩ではできることは全く違うので、歩がやれることをやりたいと思っていることは、ちゃんとやらせてあげないと自立した大人になれないはずです
啓太の母親にも父親と何か確執があったみたいですが、それだからと言って啓太に母親があんな酷いことをする理由にはなりません
特に啓太のような年齢の子どもにとっては、親の存在はまだ絶対的な存在で逆らうことはできないので、やっぱりこんなクソ親からは子どもが守られるような社会的な仕組みももっとちゃんと作らないといけないように感じました
歩は父親が歩の家に乗り込んで酷いことをさせたので、もう父親の言いなりにはなるつもりはないみたいですが、啓太の方も母親に酷い目に遭っていました
このままだと本当に母親に殺されてかねない状態でもあるので一緒には暮らせなさそうですが、啓太は歩とは離れたくないのでまた母親の所へ戻ろうとしてしまうかもしれませんね
祖父の家で暮らし始めた啓太に東京へ行くと伝える歩
早苗は啓太を妊娠してから男には捨てられ、仕事でも企画から外されてしまって、啓太が生まれても上司に文句を言われたので啓太のせいだと思うようになっていた
そして啓太の祖父に産むんじゃなかったと吐き捨てるように言って去ろうとすると、そこに歩が早苗になぜかお礼を…
啓太の祖父は歩にご飯を奢りながら、歩の言ってくれた言葉で救われたとお礼を言ってくれた
歩は早苗のことを考えていると、どうして自分の父親がああなのなのかに気づいてしまったが、なぜか帰ってくると見合いはすると答えた
そして見合いの日になり、歩の父親と相手側の親や相手の男性は勝手に結婚話をし始めたが、歩はキッパリと結婚…
歩は自分の気持ちを精一杯父親に話しても、結局伝わっていないことに気づき、邪魔するなと言ってその場を去ってしまった
それから歩は啓太を見舞いに行くと、退院した啓太に祖父に頼れないのかと訊ねた
それにはハッキリとは答えなかった啓太は、帰宅するとようやく戻ってきていた早苗が、歩とは全く違った態度だったのでついその気持ちが出てしまうと、また早苗は啓太にDVを…
啓太は早苗についに逆らい祖父の家で暮らし始め、歩も啓太の祖父の家を訪ねてきた
祖父は歩に早苗にとった態度のことで悩んでいると話してくれたが、祖父の話を聞いた歩は帰り際に啓太に大学に進学するので東京に行くと伝えた
もう啓太に関わらない方がいいと思っていた歩は、啓太にさよならと言って去ろうとすると、啓太は歩の服を掴み…
歩は父親に学費を返済しつつ、地元に帰らず働いていた
そんな歩は自分が予約していた店に行くと、なぜか緊張しつつ誰かを待っていると、そこに現れたのは…
歩は啓太のことを気にしつつも祖父の家で暮らすようになったので、関わることを自分からやめました
歩の方が年上なので、自分が学生でまだ啓太のことを何もできないと分かっているので、そうしたのだと思いますが、結局ラストを見る限りではずっと啓太のことは忘れられなかったようです
啓太と関わるようになって自分の意見もきちんと言えるようになった歩は、今ではもう一人でしっかりと暮らしていけるようになっていたので、最初の頃の弱々しさもなくなり逞しくしなやかな女性に成長していて安心しました
啓太も最初は早苗の言いなりでしたが、歩と関わるようになって気持ちが変わっていき、祖父の家で暮らすようになってからはいい方向で成長できたみたいですね
啓太の方も歩のことは忘れられなかったみたいなので、ラストの感じでは二人はそのままゴールインしそうですが、二人とも楽な人生を送れているわけではないはずですが、以前よりいい表情をしていたので自分で選んだ人生を歩むことがやっぱり大切なんだと感じました
早苗も啓太と離れても祖父とは関係を絶ってはいないみたいですし、歩も父親とは連絡を取り合っているみたいなので、互いに距離を取った方がいい結果に繋がったみたいです
いくら血が繋がっていても、必ずしも一緒にいることが子どもにとっていいとは限らないということでしょう
この後二人がどうなったかも見てみたかったですが、ラストで二人が本当に嬉しそうにご飯を食べ始めていたのが印象的でしたね
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