『リエゾン ―こどものこころ診療所―』13〜15巻を読んだあらすじや感想をまとめてみました
『リエゾン ―こどものこころ診療所―』12巻までのお話の内容はコチラ↑
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「リエゾン ―こどものこころ診療所―」の簡単なあらすじと感想
13巻 愛されたい願望と恐れ―パーソナリティ障害の内面に迫る
佐山は卓に苦手なことをうまくなりたいかと訊ねると、卓はなりたいと答えた
それで母親は卓をドッグカフェに連れていくと、最初は犬たちにエサを奪われ追いかけても犬たちは逃げてしまったが、母親のアドバイスで座って待っていると一匹の犬が…
佐山は父親の病院に非常勤で行っているので、その間は変わりに近藤が佐山の病院で診療をすることになった
近藤は無愛想な医者だったが、患者のことを的確に見抜いていたので、志保はそんな近藤に自分へのアドバイスを求めた
すると近藤は善意が伴う常識が正解じゃないというと、医者と患者には距離感が重要だとアドバイスし…
佐山の病院に吉瀬が体の不調を訴えてやってきたので、まずは志保が診察することになった
志保が事情を聞いていると、吉瀬はいつも不機嫌な夫には話さず受診しているというと、志保に連絡先を教えて欲しいと頼んできたの志保は…
看護師の楓は、親を亡くしていつもリスカしていた中学校の後輩の一美の世話をしていたが、患者の長田にも気に入られていた
しかしそんな楓に、病院を辞めることになっている看護師は、長田は気に入らない看護師の逆恨みして陰口をいう患者だと注意していた
その看護師のアドバイスもあり、楓は佐山に一美のことを話すと、佐山はそんな楓にちゃんと限界を設定するようにアドバイスし…
吉瀬の夫は電話から、会社ではパワハラ上司で家では吉瀬にモラハラしていることが判明した
それで吉瀬と夫に病院に来てもらい、志保が夫から話を聞くことになった
近藤は志保たちがいる診察室から怒鳴り声が聞こえてきても吉瀬の話を聞いていて、一旦実家へ行って距離を置くようにアドバイスした
楓はずっと一緒にいて欲しいと懇願する一美に、佐山の病院を受診するように勧めている頃、吉瀬は実家に戻っていた
結局吉瀬は夫からしつこく催促されて家に戻ってきてしまったが、また上から目線で吉瀬の心情なんてガン無視な夫に対して吉瀬はとうとうあることを求め…
一美は佐山の父親の病院に来ていたが、長田が楓の悪口を言い始めたのキレてしまうと、長田の首を…
やはりパーソナリティー障害を持った人は、病気とは違ってその症状が固まってしまっているので、簡単にはそれを修正していくのは難しいようです
それに症状が強い場合には、やはり個性の言葉で終わらせてしまうのは周りの人たちに多きな負担になってしまうのでそれもダメだろうと感じました
とはいえそれで見捨ててしまったら、その人もずっと苦しむことになりますし、周りの人たちも苦しむことになるので、何かの支援は必要でしょう
志保は佐山が父親の病院に行っている間に、代わりにやってきた近藤と診療を続けていますが、やはり佐山が頼んだだけあって近藤もかなりの腕前の精神科医みたいです
志保はつい吉瀬の求めに応じて連絡先を交換してしまいましたが、吉瀬の夫はモラハラ・パワハラ夫みたいで、診察したら志保は完全に死んでいました
そんな相手に吉瀬は日常生活を送っていた訳ですが、もう心は限界のようです
吉瀬の夫も心に障害を持っているようですが、とはいえやはり四六時中自分のことを悪く言ってくる相手とずっといるのは耐えられません
このまま吉瀬は夫と別れてしまうのかはまだ分かりませんが、やはりそれも選択肢の一つかなと思ってしまいました
看護師の楓が世話をしていた一美は、佐山の病院に行って近藤のアドバイスに従って自分の気持ちの修正をしようとしていましたが、悪いことにすぐに気に入らない看護師の陰口をいう長田に会ってしまいました
かなりヤバいことになっていましたが、折角前に進もうとしていた一美の治療に悪い影響が出ないかが気になってしまいましたね
14巻 母親と外出していた大輝を勝手に連れ帰ってしまった凉香
吉瀬は自分一人じゃ無理だという夫に、自分で選んだ人生だと言い捨てて家を出ていってしまった
その頃、楓は一美に友達にはなれないというと、一美が大声を上げ始めるとそこに佐山の兄の茂がやってきたが、一美は他の病院に通っていると言って去ってしまった
それから楓は佐山にそのことを話しながら最悪の行動を取ったというと、佐山は楓の取った行動は適切かどうかは別として…
志保は一美に一線を引きながらまた何かあったら受診してもいいのだと言っている頃、楓は茂に一美とプライベートでも会っていたことを謝罪していた
すると茂は処分を待つようにいうと、楓に一美と会っていたことを佐山は…
志保は佐山たちと旅行に行った後、元々は佐山が行く予定だった児童養護施設に向かった
施設の近くまでやってくると、施設の女の子が志保を案内してくれた
それからスタッフの石山が施設内を案内してくれると、志保はすぐに施設の子どもたちと遊び始めたが、なぜか大輝は一緒に遊ぼうとせず…
それから志保は子どもたち一緒にご飯を食べ始めたが、大輝が志保に水を持って来て欲しいとねだると、母親のことを言い出した大輝に志保を施設まで案内してくれた凉香がブチ切れてしまった
そんな凉香に志保は佐山から預かったモノを渡してから、石山から施設のスタッフは大半が3年以内に辞めてしまうという内情を聞いた
施設に大輝の母親がやってきたので大輝は一緒に外出したが、石山は大輝が家庭に復帰できるのか不安視していた
それから志保はバイトから帰ってきた凉香に、自立した先の進路を訊ねると、凉香はわからないと言いつつ…
大輝の母親はあることを伝えるために大輝と外出したが、施設にショッピングモールでいなくなったと連絡してきた
それで志保や石山は大輝を捜しに向かおうとしていると、なんと凉香が大輝を連れて施設に帰ってきた
ちゃんと事情を話そうとしない凉香を外に連れ出した志保に、凉香はショッピングモールでのことを話し始め…
大輝の母親は施設にやってくると、施設の子が勝手に連れ帰ったと騒ぎ始めた
するとそこに凉香がやってきて…
楓は一美とプライベートでも会っていましたが、最後にはなんとか線引きをして一美を突き放してしまいました
それはやはり最初に出来ていれば、まだ一美も絶望せずに済んだでしょうが、一線を引けなければもっと酷い状況になっていたでしょうね
一美は志保たちに気持ちを話して、これからも受診してくれそうな感じだったのでよかったですが、実際に患者と親身に接していると線引きするというのは難しいことなんでしょうね
吉瀬はモラハラをしていた夫に三行半を突きつけて家を出ていってしまいましたが、結局は吉瀬の夫は職場でもパワハラをしていました
モラハラやパワハラも人格障害などで引き起こされている場合も多いのだろうとは思いますが、病気でもないのでそう簡単には改善しないでしょう
改善しようと思ったらやはりまずは本人がなんとかしないといけないと思わないといけませんが、それも難しい状況だと手の施しようがないかもしれませんね
志保は佐山が行く予定だった児童養護施設に自ら志願して行きましたが、大輝はずっと母親と暮らしたいみたいですが、どうやら母親にはかなり問題があるようです
母親はスタッフには母親面をしていますが、もう他の男とデキ婚するみたいで大輝も捨てるつもりみたいです
それなのに大輝を凉香が勝手に連れ帰ってしまったら、まだ母親面をしていました
凉香はどうやら昔の記憶があまりないみたいですが、どうやら親もいないみたいな感じでしたが、実際にはどうなのでしょうか
その辺りのことは佐山が把握しているみたいですが、凉香本人も全く家族のことを知りたくない訳ではないみたいです
ブチ切れていた大輝の母親に本当のことを言い始めた凉香ですが、この後にどんな展開が待っているのかとても心配になってしまいますね
15巻 仕事で忙しいと言って莉子の母親に厳しいことを言われてしまう父親
凉香は自分が幼い頃に母親に言われた酷い言葉のことを話すと、大輝の母親に子どもを見捨てるなと言った
そんな凉香に石山は、佐山が凉香が乳児院や病院で撮られたアルバムを見せると、そこにいた人達に凉香は…
志保は病院の本棚をグチャグチャにしていると、佐山が昔書いたノートを見つけた
そこに書かれていたものが何を意味しているのか分からなかったので、志保は病院が出来た頃からいる向山に何のノートなのか話を聞いてみた
莉子の父親は仕事が忙しくて家事や育児はほとんどやっていなかったが、莉子の母親に頼まれいつも学校でうつむいて固まってしまう莉子を、出来たばかりの佐山の病院へと連れていくことになった
佐山は莉子の父親から症状を聞くと、特定の人以外では固まってしまう障害の可能性が高いと伝えた
それから莉子の父親は職場に戻ると、希望を出していた育休のことで、上司から…
莉子の父親は帰宅すると莉子の母親に障害のことを話していたが、仕事が忙しいというと、日頃の家事や育児のストレスが溜まっていた莉子の母親に厳しいことを言われてしまった
それから今度は莉子の母親が佐山の病院へと行くと、どうやって莉子をサポートしていけばいいのか説明を受けたが、莉子の母親は双子が産まれたので莉子に手をかけてあげられなかったと後悔していることを佐山に話した
その頃、莉子の父親は職場の先輩に、過去に育休を取ろうとしなかったのか聞いていて…
莉子のクラスの授業参観の日に、莉子は他のクラスの子にぶつかられて頭を打ってしまったが、痛いことも言えずに授業参観が始まった
しかし莉子は授業の途中で鼻血が出てきてしまったが、それでも莉子は痛みを他の子や先生に訴えることが出来ずにいた
するとそこに莉子の父親が現れ…
浅野はマニュアル通りにする真面目な看護師だったが、休みの先輩看護師の代わり川島と一緒に訪問看護に行くことになった
最初に訪問したのは糖尿病持ちの平野の家だったが、浅野は医者の指導に従ってカップ麺を取り上げようとすると、平野はキレてしまい…
それから浅野と川島は、統合失調症で長年入院していたおばあちゃんの家に行くと、おばあちゃんは妄想のせいか屋根裏に誰かが住んでいると訴えた
それで川島は屋根裏をチェックしてあげたが当然誰もいなかったので、浅野はどうして妄想に付き合うのかと訊ねた
川島はそれに答えつつ別れる前におばあちゃんと話していたが、その様子を見ていた浅野は母親から何か言われたことを思いだしていて…
凉香は母親から過去に言われたことをずっと引きずっていましたが、特に幼い頃のことであれば引きずっていても仕方がないでしょう
やはり子どもは親の助けがなければ生きてはいけないので、その親に拒絶されたりすると心を閉ざさざるを得なくなってしまいます
でも今は石山たち施設の人達も凉香のために頑張ってくれているので、佐山はアルバムを見せてそのことに気づかせていました
確かに子どもにとって親の存在は大きいものですが、その親が頼りにならない場合のために、今では施設があります
そこでも問題はあるでしょうが、やはりそういう施設がなければ親に見捨てられたりした子どもたちは生きてはいけないので、そういった子どもたちに直接関わりのない人たちも、そうした子どもたちに気を向けて出来る範囲での支援をして社会全体で支えないといけないのだと感じました
莉子の父親は仕事が忙しくてなかなか家事や育児はやっていなかったみたいですが、本当にやりたくないわけではありませんでした
これまで父親は家庭のことなんて顧みずに仕事に励むのが普通だとされていましたが、やはり育児は母親一人ではなかなか抱えきれないくらい大変なことで、その上に子どもに障害などがあったら親まで心身を壊してしまいます
莉子の場合は父親が決心して育休も取ってくれたので、莉子は今では元気に働いていましたが、実際には父親は育休を取らずに最悪離婚などに至ってさらに子どもが追い詰められてしまうというのが実情に近いと思います
今は国も育休を推進するように企業に義務づけてはいますが、本当に必要だと思っているなら単なる推進では弱い気がしますね
浅野は川島と一緒に訪問看護をしていますが、患者に寄り添っている川島の姿を見て、何かを思い出しています
どうやら浅野自身も家族のことで問題を抱えているみたいですが、そのことを自身の中で周りの人たちの協力を得たりして解決できれば、看護師としてもっと成長できそうな気がしますね
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