『死役所』81~90巻を読んだあらすじや感想をまとめてみました
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Contents
「死役所」81~90巻の簡単なあらすじ
犯人が分かっても何も出来ない豊田
豊田は息子の翼が事故ってしまったことを、職場で謝った
豊田は翼にちゃんと話をしたほうがいいと言われても、ダメ息子だからと言って逃げたので、今死んだら後悔するぞと言われてしまった
翼が釈放されても豊田はひき逃げ事件の捜査ばかりしていたが、メンタルがやられた松田のことを話していると、交通事故の通報が入った
それで豊田はすぐに現場にかけつけて交通整理をしていたが、車に轢かれて死んでしまった
豊田の人生史を見たシ村は、死役所にやってきた豊田に心残りがあるだろうと言った
すると豊田はひき逃げ事件や翼の事が解決せずに死んだので、心残りばかりだと叫んだ
豊田はひき逃げ犯が捕まったのかを知りたいのだというと、シ村は犯人が分かっても豊田はもう何もできないのだと教えた
それでも豊田はひき逃げ犯の情報を知りたかったので、死役所にいる人たちに話を聞きに向かった
あまりに豊田が聞き込みをしまくるので、苦情が出ているとシ村が伝えていると、豊田はひき逃げ事故で亡くなった彼方が死役所に来ているのを見つけた
豊田は字が書けない彼方の代わりに成仏申請書を書いてあげていると、犯人が祐沙恵だと簡単に判明した
しかし豊田は犯人を現世に伝えられないので悔しがっていると、シ村は現世に死んだ人の言っていたことを汲み取ってくれる人がいるはずだと言ってあげた
その頃、メンタルがやられていた松田は豊田に代わってひき逃げ事件を捜査していて、祐沙恵に任意同行を求めていた
その後、松田は豊田の家に行くと、翼に豊田はひき逃げ事件を解決したら警察官を辞めるつもりだったと伝えた
そして松田は豊田はとても厳しかったが、部下には尊敬されていたと伝えると、翼は事故を起こして人を殺さなくてよかったと反省してくれた
祖母のぬいのセッション動画が人気になった明日香
大学生の明日香は自分がやっているバンドの動画を、ネットにアップしていた
祖母のぬいをデイサービスに送り出した明日香は、アップした動画を確認しても大して再生されていなかった
他のメンバーもあまりヤル気がなく、一人が練習を休むと言ってきたので結局中止になってしまったので、明日香はコイツらは大丈夫なのかと思っていた
明日香はデイサービスでぬいがチェロを弾いたと聞いて、セッションをしようとぬいに言った
するとぬいは一緒にチェロを弾いてくれて、演奏が終わるとぬいは明日香は歌がうまいと言ってくれた
その動画をアップした明日香は、仲間たちとバンドの練習をしていたが、仲間の一人がぬいとのセッションの動画のことを聞いてきた
なんと動画はスゴイ再生回数になっていたが、その仲間は勝手に自分たちのバンドのアカウントにアップするなと責めてバンドを辞めると言いだした
もう一人の仲間も金がないというので、結局バンドは解散してしまった
明日香は動画を消すのがもったいないと思ったので、それからぬいとのセッションの動画をアップし続けると、人気のアカウントになった
そしてぬいとライブまでやるようになった明日香だったが、母親からぬいの元気がなくなったと連絡が入った
それですぐに実家に戻った明日香はぬいに無理をさせたと謝ると、ぬいはデイサービスでやったコンサートの動画のことを聞いた
明日香はスゴイ再生回数になっていると教えてあげると、ぬいはまた明日香は歌が上手いと言ってその後すぐに亡くなってしまった
ぬいは死役所にやってくると、シ村は明日香がぬいに死ぬ間際に持たせていたチェロの弦を渡してあげた
ぬいは結婚前は楽団でチェロをやっていたというと、結婚してからはチェロを弾くのをやめていたと話した
しかし子育てが終わって夫がチェロをプレゼントしてくれた明日香に聞かせていたので、それで明日香は音楽に関心を持つようになっていた
そしてぬいは明日香は歌が上手いからきっといい歌手になるというと、明日香とセッションできたことは楽しかったと言って成仏していった
その頃、明日香はプロの歌手にならないかとスカウトされていたが…
息子に刺されてしまった川上
川上は同期の仲間と飲んでいたが、離婚した妻が連れて行った息子にはどうせ会えないと話していた
そんな川上は自宅で、部屋にやってきた何者かに突然メッタ刺しにされて死んでしまった
死役所にやってきた川上は、声をかけてきたシ村に自分の人生は最悪だと言った
シ村は川上を他殺課へと案内して成仏申請書を書いてもらっていたが、川上を殺した犯人は理と教えた
川上は理を知らないと答えたが、理は川上の息子だった
シ村は元妻のことを話すようにいうと、川上は子供がデキてから元妻は自分を酷く扱うようになったと言いだした
川上は元妻はいつも偉そうにしていて、すぐに自分に怒ったというと、子育てもさせてくれなかったと愚痴った
そして元妻とはセックスレスになって浮気されたので離婚したのだというと、シ村は川上の中では元妻は酷い妻だったのだろうと意味深なことを言った
しかし実際には川上の言っていることとは全く正反対で、友達と会っていただけで浮気だと元妻を責めると、元妻の頭の床に叩きつけていた
元妻は川上と離婚した後、川上から受けていたDVの後遺症で心身を病んでしまい、その様子をずっと見続けていた理に刺し殺されていたのだ
そんなことを川上に話したシ村は、川上に後遺症が残らず死ねてよかったというと、都合が悪いと感じた川上は散歩に行くと言って受付から去っていった
そして川上は階段で死役所職員を間違ってぶん殴ってしまうと、階段から突き落とされたので警察を呼んでやると騒いだが…
第2の人生を楽しめないニシ川
ニシ川はシノ塚に、病死課にハンコをもらいに行くのは女の仕事だと言われていた
それを嫌がっていたニシ川だったが、ハヤシとシ村が一緒に行くと言ってあげると、ニシ川はシノ塚のことを性別で差別する無能な奴だと言った
ハヤシは折角死役所で働いているので楽しんでやれたほうがいいと言ったが、ニシ川はただ仕事をこなしているだけだと言ってハヤシを沈黙させてしまった
すると廊下で迷っているおばあちゃんを見つけたシ村はおばあちゃんに声をかけ案内していると、老衰課のロリコン野郎のホシ野がババアを相手にするのはうんざりだと愚痴ってきた
他の課に行きたいというホシ野に、シ村はどの課に行っても高齢者ばかりだというと、ホシ野は初潮前の女の子がいいと言いながら去っていった
すると今度は自然災害課の強面なイガラシや心臓病課のキレイ好きな真シバと話していると、そこに沼シリが声をかけてきた
沼シリは刑務官の杉を探していたのでシ村は自分が以前案内したというと、沼シリは自分も拘置所で世話になったのだと話すと少しガッカリとした様子でまた仕事に戻っていった
シ村もハンコをもらって戻ってきたニシ川に声をかけると案内の仕事をし始めたが、ニシ川はまた仕事をし始めたシ村を見ていた
そこにシン宮がシ村を見つめていたのかとからかってきて、いつもつまらなそうにしているニシ川に第2の人生を楽しまなくちゃと言ってあげた
それを素直に受け取れなかったニシ川は、シン宮に話しかけられているシ村を見ながら…
立脇に殺してもらった女子中学生の朱果
家出をしていた女子中学生の朱果は、泊めてくれるおっさんに声をかけられた
おっさんの部屋にやってくるとおっさんは料理を作ってくれた
その後、朱果はお風呂に入るとおっさんはキスを求めてきたので、朱果はヤル気なんだろうと言った
朱果はヤってもいいというと、その代わりに自分を殺して欲しいと頼んだので、おっさんは朱果が今までつらい思いをしてきたのだろうと言って朱果を抱きしめたが朱果の願いを叶えてはくれなかった
また神待ちをしていた朱果は母親からのメッセージも無視して、また泊めてくれそうな男を探していた
すると立脇という名の男が優しそうだったので、立脇に連絡すると立脇は迎えに来てくれた
朱果は立脇の部屋に泊まり始めたが、立脇は1週間経ってもヤろうとしないので、朱果はヤラないのかと立脇に訊ねた
立脇は朱果の力になりたいだけだと言ったので、朱果は自分を殺して欲しいと頼むと、これまでの男たちはヤルだけではぐらかして殺してくれなかったと言った
すると立脇は頼まれて殺しても罪になるのだというと、自分の罪が軽くなるようにちゃんと頼んだことを書いて欲しいと頼んできた
朱果は立脇が渡したノートに殺してもらう理由を書き始めたが、最初に泊めてくれた男にレイプされたときのことを思いだし、その後に何かを思い出して泣き出してしまった
朱果はご飯を買ってきた立脇にノートを書いたというと、立脇はご飯だけでなく朱果がカワイイと言っていた服まで買ってきてくれていた
その服を着て最期に好きな服を着れたと喜んだ朱果に、ノートを読んだ立脇は自分は朱果を苦しませたくないのだと言った
しかし朱果は生きていることが一番の苦痛なのだと立脇に言ってあげると、立脇は楽に死ねるように朱果に眠剤を渡してくれた
そして眠剤を飲んだ朱果は兄の夢を見ていたが、そんな朱果の首を立脇は絞め始めた
一瞬朱果は意識を取り戻したが、謝りながら首を絞める立脇を見ながら死んでしまった
イジメをしてイジメられていた子の父親に殺されていた朱果の兄
死役所にやってきた朱果に加賀シロは申請書を書くように言っていると、シ村はちゃんと説明しないといけないと言ってきた
それでシ村が代わって説明することになったが、朱果は面倒くさがってなかなか申請書を書こうとしなかった
加賀シロが朱果を見ていたので朱果はヤリたいのかというと、加賀シロは小娘に欲情する奴はモテなくて青春を取り戻したくてやっているのだと言った
すると朱果は自分がありがとうというとおっさんたちは喜ぶので、自分は感謝ビジネスをしていたのだというと、ようやく申請書を書いてくれた
その頃立脇は、朱果の書いたノートを読んで警察に電話していた
朱果の兄は、中学校で同級生にいじめて自殺に追い込んでいた
それで兄は自殺した子の父親に殺されてしまい、それがマスコミに大々的に報道されてしまった
母親はマスコミの前で謝罪したがそれからもマスコミの取材は続き、朱果は同級生から犯罪者扱いされていた
そんな状況に耐えられなくなった母親は、父親と離婚して旧姓に戻し引っ越したが、母親は精神を病んで自殺を図ったりしていた
朱果は兄を殺したいじめられていた子の父親の裁判を傍聴すると、その父親は殺したことを後悔していないと言った
ネットでもその父親のことを賞賛する書き込みばかりだったので、それで朱果は誰かに殺されたいと思うようになっていた
家出をした朱果は泊めてくれた男にレイプされてしまうと、それからも自分を殺してくれる男を探して男たちの部屋を転々としていたのだった
成仏許可書を持ってきたシ村に、朱果は自分は天国に行けるのかと聞いても、シ村は分からないと答えた
すると朱果は兄はやはり地獄行きなのかと聞いて、どうしてイジメをしていたのかというと、シ村は兄も何か悩んでいたのかもしれないと答えた
そしてシ村は朱果も好きだった兄のように誰かに殺されたかったのだろういうと、朱果は兄のせいでずっといろんな人に死ねと言われ続けたと言って泣き出してしまった
朱果は兄は勉強ができて優しい兄だと思っていたが、兄は父親から成績が悪いとずっと叱られていた
その事を思いだした朱果は、そんな兄の苦しみに気づいてあげられなかったのだと思っていると、朱果の頭を撫でながらシ村は…
病苦で自殺していた周子
周子はエンディングノートを書いていていたが、息子の隆はそれを知って縁起でもないと言っていた
隆と孫が帰っていくと、周子は書いたエンディングノートを昨年に亡くなっていた夫に見せるために仏壇に置いている最中に亡くなってしまった
周子の葬儀も終えて隆は周子の書いたエンディングノートを見て、どうして勝手に死んでしまうのかというと泣き出してしまった
その頃、周子は死役所で成仏許可書を書いてやっと夫に会えると喜んでいた
周子はシ村に隆はちゃんと葬儀をしてくれただろうかと聞くと、シ村はエンディングノートを書いていたので大丈夫ではないかと答えた
しかしずっと病気で入退院を繰り返していた周子の死因は、病死ではなく自殺だった
生前周子は病気のために体中が痛いので、ずっと隆に早く死にたいと言っていた
周子はシ村に、最初は痛みがあっても生きていたいと思っていたが、夫が亡くなってからは死んでもいいかもと思っていたと話した
そして周子は自分の自殺は選択死なのだと力説すると、シ村は自死家族にはいろんな想いや葛藤が残ってしまうのだというと、周子は安楽死があればいいのにと言った
周子はシ村がエンディングノートのことをよく知らなかったので、どうしてシ村は死んだのかと聞いてもシ村は答えなかった
妻との交換日記を書いていて亡くなっていた勝又
死役所にやってきた勝又は、シ村から成仏申請書を書くように求められると自分の万年筆を取り出して書きだした
申請書を書いた勝又は許可が出るまで待つことになったが、持っていた妻との交換日記を読み出した
勝又の持っていた万年筆は、勝又の妻と一緒に買ったものだった
勝又と妻は歳の差夫婦で、年上の勝又に妻は自分よりも先に死んではダメだと言っていた
しかし勝又は心臓病に罹って入院すると、妻はボケ防止のためだと言って交換日記をしようと言ってきた
勝又は渋々交換日記を書いていたが、妻も入院してしまった
それから二人は入退院を繰り返すようになり、ある日妻は痛みで万年筆が持てなくなくてつらいと書いていた
そして娘たちが見舞いにやってきて、帰った後にまた交換日記を書き始めた勝又だったが、病状が急変してそのまま勝又は亡くなっていた
勝又は交換日記を読み返しながら、最期に書きかけになっていたところを見ながら、何を書こうとしていたのか考えていた
やっと勝又は書こうとしていた続きを日記に書いていると、そこにシ村は成仏許可証を持ってきた
家族のために振り込め詐欺をする青柳
青柳は多胡の下で振り込め詐欺をやっていた
またおばあさんから150万円を騙し取った青柳たちだったが、多胡は年寄りが貯め込んだ死に金を活かしているだけなのだと力説していた
多胡と飲みながら騙し取った金を寄付したと言った青柳は、多胡のことを尊敬していた
なぜなら青柳の家族はヤクザに借金していて、青柳は多胡が振り込め詐欺の仕事を紹介してくれたので借金返済できたからだった
そんな青柳に多胡は、ヤクザとクスリはダメだと青柳は素直で根性があると褒めていた
二人は店の外に出ると、よっぱらいのサラリーマンが邪魔になっていると文句を言ってきたが、多胡は警察沙汰になるとマズイのでサラリーマンたちに素直に謝った
その後も青柳たちはお年寄りから金を騙し取り続け、青柳は大金が入ったら家族に家でも買ってあげようと思っていた
ふと昔の悲惨な生活を思いだしてしまった青柳はネクタイを買い行くと、母親に電話をかけたら振り込め詐欺師に間違われてしまった
母親に温泉に行こうと言った青柳は電話を着ると、今の自分なら高価な時計も簡単に買えるんだと気づき、自分は多胡に近づいていると思っていた
「死役所」81~90巻を読んでみた感想
豊田は死役所にやってきて犯人のことが分かりましたが、それを伝える手段はありませんでした
でも生前にやっていたことはちゃんと周りの人に分かってもらえていたので、部下の松田も立ち直り息子の翼も反省して真面目に生きていくようなのでよかったと思います
家出少女の朱果は、ずっと男たちの部屋を転々としながら自分を殺してくれる男を探していました
やっと立脇に殺してもらった朱果でしたが、兄はイジメっ子でイジメていた子の父親に殺されていたことが原因で、朱果は殺して欲しいと思うようになっていたようです
犯罪者が社会的に制裁を受けるのは当然のことですが、やはり犯罪者だけでなく家族まで巻き込まれてしまうのは酷いことです
ある意味犯罪者家族も被害者ですが、それが社会の人たちには理解してもらえないのは辛いことで、子供の朱果にはそれが耐えられなかったのでしょうね
イジメをしていた兄も元々は優しいおにいちゃんだったようですが、イジメに走ってしまった原因は父親から学校の成績のことでずっとキツく叱られていたことだったようです
もちろんそれでイジメて言い訳ではありませんが、あまり精神的に追い込んでしまうような言い方だと、いろんな形で子どもに悪い影響が出てしまうので叱り方も気をつけないといけないでしょうね
振り込め詐欺をしている青柳ですが、元締めの多胡のことを尊敬しているようです
完全に犯罪行為をやっていますが、あまり青柳の様子を見る限り犯罪をやっている意識はないようです
確かに借金を抱えた家族の中で生活するのは、とても辛いことだったとは思いますが、犯罪に手を出したら終わりです
青柳は母親に温泉に行こうと言っていましたが、もし母親が本当の母親ではなく相手も詐欺師だったら面白いでしょうね
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