『お別れホスピタル』1巻を読んだあらすじや感想をまとめてみました
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目次
「お別れホスピタル」1巻の簡単なあらすじ
カントリーマアムのおばさんの太田
カルテ1
ゴミ捨て場よと呼ばれている終末期病棟で働いている辺見は、玲子がいる病室へとやってきた
太田はいつもカントリーマアムを大声で欲しがっていて、世話好きな山崎と寝たきりでほとんど喋らない野中と一緒の病室だった
太田はカントリーマアムの食べ過ぎで太ってしまい個数の制限をしたので、認知症もあるので余計に欲しいと騒ぐようになっていた
終末期病棟はあまりに過酷なので、また新人ナースが辞めてしまい、辺見たちナースは休憩時間になるといつもタバコを吸っていた
山崎はインフルエンザのワクチンが体に合わず、寝たきりになってしまうと、いつも喋らない野中が挨拶したいと言って心配した
その後も山崎の容態は悪くなっていき、辺見が夜勤をしていると、山崎の容態は急変して、山崎はそのまま亡くなってしまった
辺見が山崎の死に立ち会ったので、病院の慣習で山崎の死後処置をした
やっと処置が終わって戻ってくると、今度は野中まで亡くなってしまった
辺見は野中の死後処置も終えると、やっと夜勤が終わり家に戻ってきた
飼っているネコたちにエサを作ってあげた辺見は、あまりの疲労にそのまま寝てしまい、休日は寝たままで目を覚ますと出勤時間になっていた
辺見が出勤すると、なんと太田も亡くなってしまっていた!
辺見は3人が本当は友達になりたかったのだろうと思いながら、今頃3人は天国で仲良くやっているのだろうと想像してしまった
辺見は眠るとき、いつも亡くなる人を見ているので、死ぬことが怖いと思ってしまうことが多かった
自分を誰が看取ってくれるのだろうかと思いながら、目を覚ました辺見はまたゴミ捨て場と呼ばれる終末期病棟に出勤していくのだった
宗教にハマった聡助に恨み言を呟く娘の八重
カルテ2
彼氏なしの辺見は青木の処置を済ませ赤根と話していると、聡助の病室から祈祷の声が聞こえてきた
入院前は宗教活動をしていた聡助だったが、ガンが見つかり3ヶ月前に転院してきていた
そこに聡助の娘の八重が聡助を見舞いにやってきたが、辺見は八重が自分と同じくらいの歳だと聞いたが、八重はとても老け込んでいた
しかし赤根は八重が頻繁に見舞いにやってくるので、何かあるハズだと言っていたが、辺見は父親想いの娘なのだろうと思っていた
辺見はコッソリ聡助の傍に座っている八重を見てみると、娘は聡助に恨み言を呟いていたので、赤根の言うとおりだったと思っていた
すると八重が辺見に声をかけてきて、自分は宗教にハマったせいでまともな人生を送れなかったのだというと、絶対に神なんていないことを聡助に認めさせてやるのだと言った
それからも八重は聡助の病室にやってきて恨み言を言っていたが、他の患者に迷惑をかけたりせずに聡助の様子も変わらなかったので、とりあえず見守ることになった
しかし辺見が見廻りしている最中に聡助の病状が悪化し、一旦は痛み止めで聡助は眠って落ち着いたが、また見廻りにいくと聡助の脈が止まっていた!
ヤバいと辺見が思っていると、聡助は息を吹き返し辺見にあることを呟いて、そのまま亡くなってしまった
聡助の遺体が運び出されてから7日後に、八重は聡助の荷物を取りにやってきた
八重は聡助を看取った辺見に、聡助が最期に何か言い残さなかったかと訊ねてきたので、辺見は聡助は神なんていなかったと言っていたとウソをついた
それを聞いた八重は、聡助と桜を一緒に見たときのことを思い出したと言って、最期に同じ桜を見れてよかったと言い残し病院を去っていった
ヘルパーの大宮にセックスを迫ってケガさせてしまう幸村
カルテ3
ヘルパーの大宮は、認知症で寝たきりの幸村の世話をしにいくと、いつものように幸村は大宮にセックスして欲しいと騒ぎ出した
大宮は辺見にお触りされたと言ってセクハラだと主張したが、辺見は認知症の男性患者のほうがもっと酷いというと、大宮は幸村の息子になんとか言ってもらえないかと懇願した
辺見がムリだと言っていると、そこに幸村の息子がやってきて幸村に話しかけ始めたが、大宮のときと違ってとてもおとなしかった
辺見たちは医者の妻などは日頃の鬱憤が溜まっているので、認知症になってしまうと欲求が吹き出してしまうのだろうと話していた
しかし幸村は、大宮が入浴をさせていると押し倒してきたので、大宮は頭にケガをして仕事を休んでしまった
すると幸村は急に元気がなくなってしまい、すぐにナースコールを押すようになってしまうと、辺見が幸村に自分が大宮と結婚したのだとウソをつくと、号泣してしまった
それから幸村はナースコールを押さなくなると、ご飯も食べなくなってどんどん衰弱していった
それでベグを検討しようと言っていると、大宮が仕事復帰してきた
大宮が試しにご飯を持っていってみると、幸村は大宮にキスして欲しいと求めてきたが、大宮はケガさせられたこともあり絶対にムリだと辺見に言った
大宮は幸村に目を瞑らせ指チューでキスしたとウソをつくと、それを信じた幸村はセックスして欲しいと言って、どんどん元気を取り戻していった
そんな幸村を見て辺見は、好きな人だけを考えている今の幸村は、幸せなのだろうと思ったのだった
小川の軍人恩給にたかる娘や孫たち
カルテ4
小川は認知症で自分が軍曹だと言って、辺見たち看護師にいつもキレていた
あまりに小川が暴れてしまうので、収まるまで小川は身体拘束されてしまったが、赤根は小川が国から恩給をたくさんもらっていると辺見に教えてくれた
すると数日後にゴージャスな格好な娘や孫たちが見舞いにやってくると、自分たちがゴージャスに暮らせるのも父親の恩給のお陰だと言って、長生きしてもらわないといけないと話しているのを辺見は聞いてしまった
辺見は小川にいつも被っている帽子を返すと、小川はこの帽子は戦友のものなのだと話し始め、それでいつもこの帽子を被っているのだと辺見は思った
しかし小川の容態が悪化すると、娘や孫たちは必死に延命するように懇願したが、小川の容態には全く関心が無い様子だった
気管も切開してしまったので話せなくなってしまった小川だったが、それでも小川のふてぶてしさはそのままだった
それから1ヶ月後に小川は亡くなってしまったが、そこに小川の娘や孫たちが現れ、どうして小川を死なせたのかと騒ぎ始めた
そんな小川の家族を見た後に辺見は夕日を眺めながら、小川が戦友の作ったご飯がマズかったと愚痴っていたのを思い出し、小川はずっとそんなことを背負ったまま逝ってしまったのだと思ったのだった
既に亡くなっているマサの母親がお迎えに来ている様子が見えてしまった辺見
カルテ5
身寄りがないガン患者のマサは、一番明るく優しい性格なので辺見のお気に入りの患者だった
マサは辺見にいつもラジオ番組に、既に亡くなっていた母親が歌ってくれていた歌のリクエストするハガキを出してもらっていた
辺見と赤根があんないい患者はなかなかいないと話していると、大戸屋が何もないのにナースコールを鳴らしたので、赤根が怒りに向かった
他の看護師では言うことを聞かない大戸屋だったが、一番恐い看護師の辺見が来ると大戸屋はすぐにおとなしくなっていた
辺見はマサに幼い頃に自分に歌を歌ってくれたことや、長年マサを雇ってくれていた地主が亡くなると、子供たちにすぐにクビにされてしまったことを話してくれた
そんなマサも腹水が溜まってきて苦しみ始めてしまい、そんなマサを見ていた辺見は、どうして最期までこんなに苦しい思いをしなければならないのかと思ってしまった
さらにマサの病状は悪化して昏睡状態入ってしまったが、時折意識を取り戻していた
辺見がマサの病室へと行くと、マサが目を覚ましたので辺見はラジオをつけてあげた
するとマサはさっき母親が見舞いに来ていたというと、また眠ってしまった
その事を師長に話すと、師長はお迎えがきたのだと教えてくれた
辺見はマサに呼ばれたのでベッド脇までやってくると、なんとマサがリクエストした母親が歌ってくれていた歌が流れ始めた
それを聞いてマサは安らかな笑顔になったが、辺見には母親がお迎えに来ている様子が見えてしまった
そしてその歌が終わってしまうと、マサはそのまま亡くなってしまった
明るく振る舞っていたのに自殺してしまった本庄
カルテ6
辺見はヘルパーたちが窓際で固まっているのを見つけ声をかけると、ヘルパーたちは人が地面に落ちていると言った
地面には飛び下り自殺してしまった本庄が倒れていたが、本庄はガンが見つかり終末期病棟にやってきていた
本庄は会社の社長をしていたが、妻は本庄が助からないと知ると離婚していて本庄は一人になっていた
それでも本庄は明るく振る舞っていたので、辺見は本庄の死体を見ながらどうしてなのかと呟いてしまった
通報は看護師でしかできないので、辺見は警察に通報して非常階段で下に降りながら、本庄と最後に話したときのことを思いだしていた
その時本庄は自分が弱っていったらどんな気持ちになるのかと言ってはいたが、それほど落ち込んでいる様子ではなかったので、自殺するようには見えなかった
辺見は白くなっていた本庄の死体に毛布をかけて手を合わせると、警察がやってきて実況見分し始めた
警察の人から本庄はしばらく窓際で躊躇った後に、落ちていったのだと聞いた辺見は、あの時に自分がもう少し本庄の話を聞いてあげればよかったと思ってしまった
そんなことを思いながら窓際に立った辺見は、心の中で本庄に謝りながら号泣してしまったのだった
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「お別れホスピタル」1巻を読んでみた感想
辺見は終末期病棟で働いていますが、新人もすぐに辞めてしまうような過酷な現場のようです
誰でも最後は死んでしまいますが、やはりその現場を見るというのは、精神的にキツイでしょうね
終末期病棟にやってくる患者は、大半が認知症を患っているので、太田のようにずっと叫び声をあげたり、幸村のように猥褻な言葉を言ったりもするので、余計に世話するのは大変です
それに本庄のように自殺した人の現場を見てしまうと、普通の人ならトラウマになってしまいます
自称軍曹の小川は、軍人恩給にたかる娘たちが延命を望むので強引に生かされていましたが、実際には多額の医療費がかかっています
本人が望んでいるなら仕方がないですが、そうでなければ国の健康保険からも多額の医療費が支払われているので、こういう問題は早く解決して欲しいと思いました
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